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吸引力最高、45分間連続運転できるコードレススティッククリーナー

 エレクトロラックス・ジャパンは、コードレススティッククリーナーとしては最高の吸引力を備えた「エルゴラピード・リチウム」を5月22日に発売する。ターボパワー・リチウムイオン電池を備えた18.0Vモデルと、リチウムイオン電池を採用した14.4Vモデルの2機種で、希望小売価格は順に43,800円、33,800円(いずれも税別)。

左からターボパワー・リチウムイオン電池を備えた18.0Vモデル(2モデル)と、リチウムイオン電池を採用した14.4Vモデル(2モデル)
充電台
充電しているところ
ハンディクリーナーとしても使える2in1機構を採用
ヘッド部分。ブラシに絡まった毛をカットするロールクリーン機能を備える
ブラシ部分

 スティッククリーナーとしてもハンディクリーナーとしても使える2in1機構を採用したエルゴラピードの新モデル。18.0Vモデルでは、ターボパワー・リチウムイオン電池を新たに採用し、2015年3月時点で発売しているコードレススティッククリーナーの中では最も高い吸引力を実現しているという。調査は、国際規格に基づいたもので、同社の本社があるスウェーデン・ストックホルムのラボで実施された。

 それによると、新モデル2機種のフローリングでのゴミ除去率はいずれも98%だったのに対し、ダイソン95%、日立66%、東芝85%、シャープ98%、パナソニック87%という結果になった。カーペットでのゴミ除去率に関してもエルゴラピードの吸引力が高かった。

会場では実際にゴミの吸引テストを行なった。左から、東芝、パナソニック、エレクトロラックス、日立、ダイソンのコードレススティッククリーナー
カーペット状のマットの上におがくずを撒いた
実際に吸っているところ
手前から奥に動かした後のカーペットの状態
手前からエレクトロラックス、ダイソン、日立の結果

 同社によると、日本では掃除機の吸引力を示す数値として、吸引仕事率を用いることが多いが、これは、ゴミではなく、空気を吸い込む力を算出したもので正確ではないとする。今回同社が実施した調査は、実際の床に家庭ゴミを撒き、3往復させた時の平均値をとったものであり、ゴミを除去する力を正確に測定できるという。

スウェーデン・ストックホルムのラボで実施されたゴミ除去率のテスト結果。エルゴラピードが他社を圧倒した
エレクトロラックスが採用しているテスト方法では、実際のゴミをどれだけ吸引できるかを測定する
日本で一般的な吸引仕事率は、ゴミではなく、空気を吸い込んだ量や圧力を測定するもので、実際にどれだけのゴミを吸うかは分からないという

 18.0Vモデルでは最大45分(通常モード)の連続運転が可能。長時間の運転に対応できるよう、ダストボックスの容量は500mlとした。なお、パワーモードの連続運転時間は約16分。

ダストボックスのプリーツフィルター
フィルター上部の取っ手を引っ張ることで、フィルター掃除ができる
ダストボックス容量は500ml。全て水洗いに対応する
操作ボタン

 さらに新モデルでは、アクセサリ類を充実させた。従来のすき間ノズル、ブラシノズルに加えて、日本市場用に開発した布団ノズル、ホース、ロングすき間ノズル、布用ノズルが付属する。

新たに布団ノズル、ホース、ロングすき間ノズル、布用ノズルが付属する
布団ノズルをつけたところ
ホーズの先に別のアクセサリをつけることもできる
すき間ノズルは従来より長くした

 本体カラーは18.0Vモデルがローズゴールドとタングステンの2色。充電時間は4時間。14.4Vモデルの本体カラーはアイスホワイトとダークボルドーの2色。充電時間は4時間。運転時間は通常モード30分、パワーモード13分。

日本市場ではまだ伸長の余地がある

エレクトロラックス・ジャパン 代表取締役 長岡慶一氏

 エレクトロラックス・ジャパン 代表取締役 長岡慶一氏は、コードレススティッククリーナーの市場については「2014年度は、国産メーカーの参入もあり、市場は約1.5倍の拡大を見せた。2015年度も2割ほどの伸長を予想している」と話した。

 「エレクトロラックスは、約10年前にコードレススティッククリーナーを発売、世界で1,000万台、日本で100万台を達成している。日本においても、この分野ではパイオニアであるという自負がある」と話す一方、日本市場については「エレクトロラックスの認知率はまだ4割程度で、6割のお客様には知られていない。逆にいうと、これはまだ伸びる余地があるということ」と今後への期待を語った。

阿部 夏子