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空気清浄機1台分の集じん性能を備えた東芝エアコン「プラズマ空清」

SDRシリーズ

 東芝は、空気清浄機能を備えたエアコン「プラズマ空気清浄機能付エアコン SDRシリーズ」を、11月上旬より順次発売する。6~26畳タイプの計10品番を用意する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、21万~35万円前後(税抜)。

 室内機の内部に、空気清浄機能「プラズマ空清」を備えたエアコン。適用床面積16畳の家庭用空気清浄機に相当する集じん性能を搭載した点が特徴。空気中に浮遊するウイルスを99%、PM2.5を99%、カビや細菌も99%除去し、花粉も捕獲できるという。

 新モデルでは、従来機よりも集じん性能が向上。8畳の空間でPM2.5を99%除去する場合、従来機種では90分かかったが、約45分で除去できるようになった。

 室内機はデザインを一新し、中央部に空気清浄状況をLEDランプで示す「エアモニター」を新たに採用した。集じん効果を2段階の色で知らせる。空気が汚れているときはオレンジ、きれいなときは青になる。

 集めた汚れは、汚れが水で流れ落ちやすくなる特集な表面処理を施した「マジック洗浄熱交換器」が捕える。冷房、除湿時に発生する水を利用して、汚れを屋外へ排出する。

 空気清浄機能は、冷房/暖房との併用時でも、空気清浄のみの単独運転時でも利用できる。

 省エネ機能は、東芝独自の「エナジーセーブコンプレッサー」と、新開発の「eco i-savingインバータ制御」を採用した。これにより、18畳以上の部屋に対応するタイプでも、消費電力45Wでの冷房/暖房の運転が可能になった。従来機能である、人サーチセンサーで人の位置と動きをチェックして節電運転を行なう「ecoモード」も搭載する。

 熱交換器や送風系構造では、室内機から25m離れても風が届く、大型室内ファンと、ダブルビッグルーバーを新開発した。冬は、約1分で温風が吹き出す「ダッシュ暖房」機能も備える。

 掃除機能は、運転停止ごとにエアフィルターの清掃と、内部乾燥のクリーニング運転が自動で行なわれる。エアフィルターの清掃で捕集したホコリなどの汚れは、ダストボックスに回収される。回収されたホコリは、約1年に1回の目安で捨てるだけで済むという。

 室内機のサイズは全機種共通で、798×350×295mm(幅×奥行き×高さ)。

西村 夢音