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東芝、空気清浄力を強化してPM2.5に対応するエアコン「大清快」
(2013/8/29 18:36)
東芝ホームアプライアンスは、空気清浄機能を強化し、エアコンとして唯一PM2.5に対応する「プラズマ空気清浄エアコン 大清快GDRシリーズ」8機種を11月上旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は21万~33万円前後。
空気清浄機能を搭載したエアコン「大清快」シリーズの新製品。冷暖房の基本機能だけでなく、空気清浄機能にもこだわった点が特徴。
新製品では、空気中の汚れを帯電させる棒状のパーツ「プラズマ空清」を従来比2倍に大きくしたことで、電気集塵による性能も約2倍に高めた。これにより、ウイルス、カビ菌を99%抑制し、2.5μm以下の微小粒子状物質「PM2.5」や花粉を捕え、水と共に屋外へ排出する。フィルターの掃除や交換などのメンテナンスは不要。同社では、国内のエアコンとして唯一PM2.5に対応するとしている。
また、空気の汚れ具合に応じて自動でパワーをコントロールする空質センサーも搭載している。本体の表示パネルには、集塵効果を4段階のランプで表示する。
機能面ではほかに、脱臭や肌の潤いに効果があるという同社独自のイオン技術「ピコイオン」の発生装置を搭載。空気清浄とピコイオンの発生を同時に行なう「ピコイオン空清」運転時の消費電力は最大で47W、電気代は1時間あたり約1円になるという。
省エネ面では、同社の従来のエアコンと同様に、室外機のコンプレッサー(圧縮機)に、東芝独自の「デュアルコンプレッサー」を搭載している。デュアルコンプレッサーは、内部の2つのシリンダーのうち片側だけ運転することができるため、省エネ性が高い。適用畳数14畳の「RAS-402GDR」では、最小消費電力55Wで冷暖房が使える(「涼風/保温」運転時)。
新機能ではほかに、スマート家電機能に対応する。具体的には、東芝のホームITシステム「フェミニティ」と接続して、スマートフォンから運転状態の確認や、運転のON/OFF、運転モードの設定、温度の設定などが遠隔操作できる。これにより、帰宅前に冷房や暖房の運転を開始することが可能となる。
従来から継続した機能としては、人の位置と動きを検知する「人サーチセンサー」と到達距離20mの「快適気流」を採用。室内に1人でいる時は、動きに合わせて風を当てたりよけたり設定できる。また、広い部屋にはワイド気流で全体に風を送れる。このほか冬場に温風が吹出すまで約1分しかかからない「ダッシュ暖房」機能も用意する。
手入れの面では、運転停止後に毎回自動でエアフィルターの清掃と内部乾燥のクリーニング運転を行なう「自動お掃除機能」を継続搭載している。
14畳用の「RAS-402GDR」の電源は単相200V。冷房能力は5.6kW、暖房能力は6.7kW。カラーはグランホワイト。