中国電力、三隅発電所1号機の修理が完了
~11日から100万kWの通常運転に復帰
故障の状況 |
中国電力は、停止中の三隅発電所1号機の修理が完了し、9月10日に発電を再開し,11日には100万kWの通常運転に復帰すると発表した。8月9日にボイラーからの蒸気漏れが発見され、10日から運転を停止していた。
今回の修理では、ボイラーで発生した蒸気をタービンへ送る配管1本に損傷が確認された。長時間高温高圧で使用したことによる材料の劣化が原因としている。劣化が確認された2箇所も同時に交換された。
なお、三隅発電所1号機は、7月18日にもボイラー内部の蒸気漏れで停止し、7月27日に復帰したばかりだった。
三隅火力発電所は、島根県浜田市に立地し、1998年に運転開始した1号機のみが稼働している。比較的新しく大型の火力発電所であり、原子力発電所の再稼働がない今夏は、存在感を増していた。その稼働状態は中国電力だけではなく、融通送電されることが多い関西電力の電力需給状況にも大きく影響した。
【お詫びと訂正】初出時に表記の一部に誤変換がございました。お詫びして訂正させていただきます。
(伊達 浩二)
2011年9月9日 18:12
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