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パナソニックおひさまエコキュートの寒冷地向け 光熱費半減も
2025年5月21日 12:05
パナソニック 空質空調社は、昼間沸上げ形自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート」の寒冷地モデル「YLシリーズ」を7月10日に発売する。高圧フルオート/屋外設置用の「HE-YL46LQV」「HE-YL37LQV」、同屋内設置用の「HE-YL46LQMV」「HE-YL37LQMV」をラインナップ。価格は順に1,185,800円、1,090,100円、1,211,100円、1,115,400円。
ヒートポンプ技術を用いて大気中の熱を集め、主に夜間にお湯を沸き上げるエコキュートに対し、「おひさまエコキュート」は太陽光発電と組み合わせ、昼間の余剰電力を自家消費してお湯を沸き上げる。
新ラインナップとなる寒冷地モデルは、気温が-10℃を下回る地域向けに、貯湯ユニットに凍結予防ヒーターを内蔵。外気温-25℃でも約80℃の高温沸き上げが可能。寒冷地モデルでも昼間の沸き上げ率は最大80%で、太陽光発電の自家消費を促進し、CO2排出量削減につなげるという。
「日射量シフト」機能を搭載。専用アプリ「スマホでおふろ」を通じて翌日の日射量データを取得、太陽光パネルの発電量の増加が予想される時間帯を中心に沸き上げる。従来は設定された時間帯に沸き上げを開始していたが、日射量が最も多い時間帯に沸き上げを行なえるようになる。
一般的なエコキュートと比較して、太陽光発電を活用することでCO2排出量を年間で約68%、給湯にかかる光熱費を年間で約54%削減するという。
お湯はり時の浴そう栓の閉め忘れを早期に知らせる「うっかりアシスト」機能を採用。浴そう栓を閉め忘れた際のお知らせ時間を従来比で約7分短縮し、お湯のムダを約80L減らす。
本モデルは2025年度を目標年度とする省エネトップランナー基準を上回る寒冷地年間給湯保温効率(JIS)3.0を達成。給湯省エネ2025事業の補助金の最高額(17万円)の対象となる。