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蛍光灯に比べて60%節電できる高効率直管形LEDランプ

直管形LEDランプ「R-FAC40MN1」

 ロームは、従来にない高効率の法人向け直管形LEDランプ「R-FAC40MN1」を発表した。2月にサンプル出荷を開始し、3月に量産を開始する。価格はオープンプライス。

 蛍光灯用のG13口金を使用する40W形の直管形LEDランプ。全光束は2,480lm、消費電力は13Wで、190lm/Wという発光効率を実現した。190lm/Wという値は業界最高としている。

 発光効率が140lm/Wだった従来の40W形直管形LEDランプと比べて約24%、インバーター式蛍光灯と比べると約60%も消費電力を削減したという。

 基板に高反射シートを採用し、カバーの透過率や光の拡散率を最適化した。これにより、光の取り出し効率が11%向上したという。LEDの光源効率も11%向上し、電源効率も2%向上させた。さらに、チップ間の間隔を狭めることでムラのない均一な光を実現、また電源を薄型化することで光が広がるようになったという。

 サイズは、40W形の蛍光灯と同じ1,212×35.9mm(全長×直径)。演色性はRa80。入力電圧はAC100V~242Vで、蛍光灯用器具は電源部の改造が必要。明るさや色温度などは順次ラインナップを拡充するとしている。

発光効率の向上と消費電力削減の図解
LEDを密に配置することでムラをなくした
電源を薄型化したことで光が広がる

伊達 浩二