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震災は近いうちに起こると思うが、備えは不十分が多数派――パナソニック調査

 パナソニックは7月、東京圏と関西圏に居住する1,040名を対象に「防災意識に関する調査」をWebにて行なった。

 まず、「大地震はまた近いうちに起こると思いますか」という質問では、「また近いうちに必ず起こる」という回答が半数近い45.8%に上った。「しばらく起こらないと思う」が27.3%、「分からない」が20.1%。

 次に「東日本大震災後の防災意識の変化」という質問では、「直後は高まったが、徐々に薄れている」が50.2%で過半数を超えた。「震災をきっかけに高まり、持続している」が17.4%、「震災前から意識し、持続している」が14.3%で、防災意識が持続している人は3分の1に留まっている。「震災後もあまり防災を意識していない」という人も17.4%いる。

震災は来ると思うが防災意識は薄れてきている

 「災害の対策状況」という質問では、「備えは不十分」が32.8%、「どちらかといえば不十分」が39.9%で、7割以上は災害への備えは不十分としている。「ある程度備えができている」は24.6%、「十分に備えができている」は0.4%に留まっている。なお、地域別では、東京圏よりも関西の方が備えが不十分という回答が多かった。

7割位上の人が災害への備えは不十分と思っている

 「震災時にまず確保すべきものは(3つまで)」という質問では、「飲料水」「食料」「情報」「日用品」「電源」「あかり」までが、10%を超えた。なお、日用品は主にティッシュやトイレットペーパーなどを指している。

 「防災用品に対する考え方」という質問では、「日常生活でも使える防災用品なら準備しても良い」が45.9%で、「防災専用でも必要な物は準備すべき」の44.9%と拮抗している。

とにかく水を確保するという意識が強い

伊達 浩二