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防災用にペットボトル水を保存している人は45.8%、水量は12L――クリンスイ調査

 三菱レイヨン・クリンスイ(以下クリンスイ)は、災害対策として備蓄されているペットボトル水についての調査結果を公開した。6月末にWeb調査で行われたもので、回答者は1,030人。

 主な結果をまとめると、防災用にペットボトル水を保存している人は45.8%。昨年の同じ調査よりも約10%低下した。クリンスイでは、東日本大震災から2年を経過したことにより、ペットボトル水が更新時期に来ている影響があるとしている。

 なお、ペットボトル水を保存していない理由は、「保存場所がない」が一番多いとしている。

 備蓄している水の量は12Lが一番多かった。2L以上のペットボトル水を13本以上保存しているという回答も4.7%ある。

ペットボトル水保存の有無と保存している水量

 また、要素の数に応じて重み付けをしたウェイトバック集計の結果では、男性でペットボトル水を保存している人は37.9%に留まるのに対し、女性は53.6%と多い。

 地域別では、関東が54.8%と高い。ほかは40%台が多いが、九州のみ28.9%と低い。クリンスイは、九州地区は比較的地震が少ない地域とされており、実際の災害を想定しずらいのではないかと推測している。

男女別と地域別保存比率

 なお、ペットボトル水以外に備蓄している防災用品としては、「懐中電灯」「食料品」「携帯ラジオ」「ティシュ/トイレットペーパー」「軍手」「マスク」「医薬品」が30%を越えている。

ペットボトル水以外に用意している防災用品

伊達 浩二