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東芝、ミニクリプトン電球と同サイズで光が300度広がるE17LED電球

~断熱材施工器具・密閉形器具に対応

E-CORE ミニクリプトン形5.2W 光が広がるタイプ

 東芝ライテックは、小型電球サイズで光が300度広がるE17口金のLED電球「E-CORE ミニクリプトン形5.2W 光が広がるタイプ」を、3月21日に発売する。電球色で全光束360lmの「LDA5L-G-E17/S」と、昼白色で全光束500lmの「LDA5N-G-E17/S」の2タイプが用意され、希望小売価格はいずれも4,830円。

 ソケットの径が小さいE17口金の照明器具に取り付けられるLED電球。新製品では、電球のグローブ内に、光を広げる「波紋形プリズムカバー」と「導光レンズ」を採用した点が特徴となる。これにより光の拡散技術が向上し、配光角度はミニクリプトン電球の約320度に近い約300度となった。

 また、サイズはミニクリプトン電球と同じ35×67mm(外径×高さ)とした。電球を斜めに取り付けるダウンライトにも使用でき、ミニクリプトン電球のような使用感が得られるという。

 さらに、耐熱性を向上し、放熱性に優れた材料を採用することで、断熱材施工器具でも使用できるようになった。密閉型器具にも対応しており、同社ではブラケットや浴室灯など、幅広い用途で白熱電球から置き換えられるとしている。

 消費電力は5.2Wで、ミニクリプトン電球40W形と比較して約86%の省エネとなる。定格寿命の40,000時間使用した場合、電気代は約27,100円節約でき、交換の手間も省けるという。

 重量は51g。小型電球と比較した明るさは、電球色タイプが25W形相当、昼白色タイプが40W形相当。

新製品に搭載された光拡散技術。波紋形のプリズムカバー、導光レンズを採用して光を広げている
ミニクリプトン電球と比較した配光曲線
光が広がるイメージ。小型電球に近い光の広がりが得られるという
ランプサイズはミニクリプトン電球と同サイズ

正藤 慶一