シャープ、“業界初”冷却ファンを省いた静音設計の蓄電システムモジュール

蓄電システムモジュール「DU2P1B519Z」

 シャープは、静音性に優れた容量1kWhタイプの蓄電システムモジュール「DU2P1B519Z」を開発。セットメーカー向けに12月25日に販売する。サンプル価格は430,000円。

 容量1kWhのバッテリーを搭載した蓄電システムモジュール。冷却ファンが不要な独自の放熱技術を採用した点が特徴となる。冷却ファンが駆動することで生じる動作音がしないため、オフィスや家庭でも快適に使用できるという。

 また本体サイズは、同社の500Whクラスの従来モデル「DU2P1B474Z」と同等の465×300×439mm(幅×奥行き×高さ)としで、重さも約21kgに留めた。室内の設置だけでなく、アウトドアへの持ち運びも可能という。

 このほか、バッテリーは長寿命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用する。

 定格出力は300VAで、最大出力は400VA。充放電サイクル寿命は2,000サイクル。出力端子はAC100Vが3口、USB5Vが2口。内蔵バッテリーの充電は、AC充電のほかソーラーパネルにも対応する。充電時間はAC充電で約10時間、出力170Wの太陽光発電システムで約14時間。






(正藤 慶一)

2012年11月26日 16:33