業務用直管形LEDのOPTILEDが、家庭用LED電球に参入

~1,000円以下で4機種を投入

 OPTILED LIGHTING(オプティレッドライティング)は、LED電球「REALBALL(リアルボール)」4機種を、7月に発売する。同社では販売価格について、いずれも「1,000円以下」としている。

「REALBALL(リアルボール)」の電球色タイプ。左が全光束500lmの「LDA9L」、右が350lmの「LDA7L」昼光色タイプ。左は全光束500lmの「LDA9D」、右が350lmの「LDA7D」

 E26口金用のLED電球で、1,000円以下という購入しやすい価格が特徴。同社では価格について、政府が13日に照明メーカーに対して白熱電球の製造・販売の自粛を要請したものの、LED電球は未だ高価であり、家庭でのLED化を促進するため、1,000円以下で販売することを決めたとしている。大手家電量販店をはじめ、全国の電器店でも購入できるという。

 ラインナップは、全光束が500lmで電球色の「LDA9L」、同じく全光束500lmで昼光色の「LDA9D」、全光束350lmで電球色の「LDA7L」、同じく全光束350lmで昼光色の「LDA7D」が用意される。いずれも寿命は白熱電球の約40倍となる40,000時間。光の広がりを極力確保し、ふんわりと光が広がる設計になっているという。また、7月よりLED電球にも施行されるPSE法(電気用品安全法)の安全基準についてもクリアしている。

 白熱電球と比較した明るさは、日本電球工業会の基準では、500lmが40W形相当、350lmが30W形相当となる。なお、同社では製品発表とは別に、「光量の過大表示はない」というリリースを別途発表している。

 LDA9L/LDA9Dの本体サイズは118×60mm(高さ×直径)で、重量は175g。消費電力は8.6W。LDA7L/LDA7Dの本体サイズは115×60mm(同)で、重量は110g。消費電力は7.2W。

 OPTILED LIGHTINGは2011年9月に設立されたLED照明メーカーで、香港/米国/欧州/中国などに拠点を置くOPTILEDグループの一員となる。直管型LED市場では既に日本市場に参入しており、2011年は販売契約台数でトップクラスのシェアを獲得したという。また、秋葉原に自社のショウルーム(予約制)を開設している。






(正藤 慶一)

2012年6月19日 12:47