パナソニック、さらに省エネのエコナビ温水洗浄便座


ビューティ・トワレ DL-WD60 ブライトシルバー
 パナソニックは、待機電力を抑えた温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」WDシリーズ4機種を、7月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、最上位モデルのDL-WD60が11万円前後。

 使用時のみ瞬間的に、便座と洗浄シャワーを温める“瞬間式”の温水洗浄便座で、待機時の消費電力量を低減した点が特徴。従来までは、便座の保温温度は約18℃だったが(室温約18℃の場合)、本製品では昇温スピードに優れる高出力の「マイクロチュービングヒーター」を採用することで、約15℃での保温が可能になった(室温約15℃の場合)。

 また、前年モデルに引き続き、人と室温のセンサーで人の入退室や室温の変化を感知し、入室の6秒後に便座を温めるように制御する「エコナビ」機能も搭載する。

 これらの機能により、WDシリーズの年間消費電力量は62kWh、年間電気代は1,360円となった。これは、同社の8年前の瞬間式モデルと比べると、約65%の省エネになるという。なお、タイマー節電機能を使わない場合の年間消費電力量は75kWhとなる。

便座内のヒーターに「マイクロチュービングヒーター」を採用し、大気時の消費電力を抑えた点が特徴マイクロチュービングヒーターの配置イメージ図
従来モデルと比較した、昇温時の比較。待機電力を抑え、省エネ率を向上している人と室温を検知する「エコナビ」も引き続き搭載

 DL-WD60/50の便ふたは、自動車や建築物に塗料材料に利用されるマイカ(雲母)フレークを活用した「マイカ工法」で成形。キズが目立ちにくく、高級感のある質感になっているという。

 このほか、小用時に便器の外への飛び散りを抑えるために、光で“的”を表示する「エチケットポイント」機能をはじめ、シャワー洗浄後の温風乾燥機能、便フタの自動開閉機能、使用前に便器に水を吹き付けて掃除の手間を省く「アクアコート」機能なども備える。

 ラインナップの詳細は以下の表の通り。

【WDシリーズのラインナップ】
品番DL-WD60DL-WD50DL-WD40DL-WD20
店頭予想価格 11万円前後  9万円前後 7万5千円前後 6万円前後 
エコナビ
マイクロチュービングヒーター
マイカ工法--
防汚コート---
温風乾燥機能--
便フタ自動開閉-
アクアコート-
最大消費電力1,293W
年間消費電力量62kWh
本体サイズ430×550×160mm(幅×奥行き×高さ)
重量4.6kg4.4kg4.1kg
カラーブライトシルバー
パールアイボリー
パールピンク
パールホワイト
パステルアイボリー
パステルピンク
ホワイト


パールアイボリーパールピンクパールホワイト



(正藤 慶一)

2010年5月17日 16:06