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Nature、EV充電コンセントをスマート化するIoTデバイス
2025年2月27日 09:05
Natureは、電気自動車の充電用コンセントをIoT化する「Nature EV Switch(ネイチャー イーブイ スイッチ)」を、2月25日に発表した。また同日、Natureとパナソニック エレクトリックワークス社は、EV充電のスマート化を目指し業務提携契約を締結。パナソニックの「おうちEV充電サービス」に「Nature EV Switch」を5月に先行提供し、6月頃を目処に「Nature Home」アプリへの対応を完了する。
「Nature EV Switch」は、EV充電用コンセントと接続し、内蔵のLTE通信機能でクラウドシステムと連携して、充電状況のモニタリングやEV充電の最適化ができるIoTデバイス。EV充電の利便性向上とエネルギー利用の効率化、さらには電気代削減に寄与するという。
本製品は、EVの充電管理を最適化する戸建てEV所有者向けのパナソニック「おうちEV充電サービス」に採用。パナソニックが提携する電力会社と連携したEVユーザー向け専用プランの提供や「Nature EV Switch」を活用した充電管理により、効率的なEV充電と電気代削減を実現するという。
なお、同サービスではハードウェアのみの提供となり、パナソニックの専用アプリで充電管理を行なう。また、6月頃を目処に自社アプリ「Nature Home」への展開も予定している。
設置には、電気工事および、外壁または外構工事が必要となる。外壁工事の場合、壁穴開けによる埋込設置または露出ボックスを活用した取り付けが可能。外構工事では、屋外電源コンセント支柱へ設置できる。なお、「Nature EV Switch」の利用には、別売のEV充電用コンセント(200V)と、ケーブル側に電力の制御装置が搭載されている充電ケーブル(Mode2)が必要。
本体サイズは87×54×174mm(幅×奥行き×高さ)。重量は500g。定格電圧/電流は単相AC200V/20A。通信規格は4G LTE(LTE-M)。使用温度範囲は-10〜40℃。防水防塵性能はIP44相当(防雨型)。