ニュース

人間の手に近いサイズの高性能ロボットハンド

「まるで人間の手」にこだわって開発

HatsuMuvは、人間の手のサイズに近い高性能小型ロボットハンド「HatsuHand」を10月1日に発売した。価格は4,000米ドル。ウェアラブルロボットアームや義手、ヒューマノイドロボットなどへの応用が見込まれる。

HatsuHand

「まるで人間の手」にこだわり続けた軽量なロボットハンド。人間の手に近いサイズ(約19cm)で設計されているため、ハンマーやインパクトドライバーなど人間の手に合わせて作られた道具をそのまま使える点が特徴。

人間の手に近いサイズのため既存の道具をそのまま使用可能

このほか、ドアノブを引く、コップを持つといった人間の手に最適化された日常動作にも幅広く適応でき、工事や医療の現場などで使用する手袋を被せれば、ロボットアームの性能を目的に合わせてさらに引き出すこともできるという。

日常生活で使うことを意識した活用ができる

掴んだ物に合わせ、各指に適切な力を伝達する「なじみ機構」を搭載。人間が無意識に行なっている「硬さの異なる物を最小限の力で掴む」ことが可能。

「なじみ機構」が各指に柔軟性をもたらす

また指先へセンサーを導入できる空間を用意していることに加え、関連データ公開・サンプルコードの提供も行なっている。例えばイチゴを掴むといった繊細な動作をしたい場合でも、触覚に関するセンサーの導入によって実現可能としている。

軽量で人間的な動きが可能。メンテナンス性も高い