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シャープ「モモンガファン」のドラム洗濯機 大容量12kgで省エネ
2024年8月1日 11:00
シャープは、プラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機「ES-X12C/V12C」を9月12日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はそれぞれ39万円前後、35万円前後。
新型ドラム洗濯機「ES-X12C/V12C」は、ドラム槽の奥行きを20mm増やし、本体サイズはそのままながら、洗濯容量を12kgにアップした。
省エネ性能も大きく進化した。独自のネイチャーテクノロジーでは、新たにモモンガの滑空姿勢を応用したファンの羽根により風量をアップした。さらに、吹き出し口の風路を広げることで、槽内に効率よく風を送り込むという。これらの技術により、消費電力を削減し、乾燥効率も向上。2023年モデルと比較して、乾燥時の風量を約25%アップさせた。
また、昨年モデルに備えた「乾燥フィルター自動お掃除」と、「乾燥ダクト自動お掃除」機能を両モデルに搭載した。このほか、独自のセンシング技術などにより、ES-X12Cでは洗濯から乾燥6kgの消費電力量が590Whと省エネを実現した。
フラッグシップのES-X12Cでは、サポートヒーターとヒートポンプ乾燥を組み合わせた「ハイブリッド乾燥NEXT」を昨年モデルに引き続き搭載。乾きにくい衣類と判断すると、約60℃を保つようにヒートポンプとサポートヒーターで運転。湿度センサーと温度センサーで衣類の乾燥具合を見張り、衣類の乾燥ムラを防ぐ。
太陽光発電システムと連携
シャープでは、太陽光発電と家電や給湯器を連携させ、発電した電気を活用するサービスを実施しており、既にエアコン、冷蔵庫、給湯器との連携に対応している。今回、新製品のES-X12Cも太陽光発電システムとの連携が可能になった。
「Life Eeeコネクト」サービスに対応し、AIが予測した余剰電力量の情報をもとに、余剰電力が活用できる時間帯があることを洗濯機の運転前に発話で知らせる。また、夕方に完了するよう予約運転をした場合は、乾燥運転のタイミングで余剰電力がある時間帯に運転を前倒しし、電気代を抑える。その後、予約時に指定した運転終了時間まで消費電力が少ない「シワ防止運転」を行ない、ふんわりと仕上げる。
液体洗剤・柔軟剤自動投入機能、高圧シャワーすすぎなどは継続
好評の洗浄機能はそのまま継続。水道直結のキレイな水を微細な水滴にして高圧噴射する「マイクロシャワー」では、繊維の奥の汚れを弾き飛ばすという。また、独自形状のバッフルが、絡まないよう衣類を入れ替えるため、ムラなく洗う点もポイント。すすぎ時にドラムの回転数を上げて洗剤を押し出してすすぐ「高速シャワーすすぎ」も備える。
お手入れでは、すすぎ後に毎回ドラムの外側と外槽の内側を洗い流す「洗濯槽自動お掃除」機能や、乾燥時にドアパッキンの裏側に付着した汚れやほこりを次の洗濯時に洗い流す「ドアパッキン自動洗浄」機能も搭載。
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能では、「ウォーターポンプ方式」を採用。洗剤詰まりが起こりにくく1ml単位で計量できるため、洗剤の無駄遣いを防ぐとしている。
ES-X12Cの本体サイズは640×739×1,115mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約83kg。洗濯~乾燥時の運転時間/消費電力量/標準使用水量は、約150分/590Wh/49L。カラーはクリスタルシルバーとリッチブラウンの2色。ドアは左開き/右開きを用意する。
ES-V12Cの本体サイズは640×739×1,115mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約80kg。洗濯~乾燥時の運転時間/消費電力量/標準使用水量は、約165分/870Wh/54L。カラーはアッシュゴールド。ドアは左開き/右開きを用意する。