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パナソニックから子供向けe-bike シンプルに使えて親子サイクリングにも
2024年4月3日 13:00
パナソニック サイクルテックは、e-bike「XEALT」ブランドから子供向けモデル「XEALT SJF(ゼオルト エスジェイエフ)」と、外遊びの可能性を広げるスポーツユーティリティーバイク「XEALT S3F(ゼオルト エススリーエフ)」を6月上旬に発売する。価格は順に172,000円、195,000円。今週末のサイクルモード東京2024でお披露目となる予定だ。
昨今、環境負荷の軽減に向けた取り組みや健康志向の高まりから自転車を用いたレジャーが注目を浴びている中で、サイクルツーリズムやガイド付きのサイクリングイベントが機運を高めている。特にe-bikeはバイクは体力差のある親子や友人同士でもサイクルツーリズムやポタリングを楽しむための手段として注目されている。
しかし、日本国内では大人向けのe-bikeと比較して、子供が乗れるモデルは種類が少ないのが現状だ。パナソニック サイクルテックの調査によると、親子でe-bikeを利用したサイクリングを楽しみたいという声が多く寄せられたという。
そんなニーズに応えるために子供向けe-bike「XEALT SJF」を開発。また、スポーツユーティリティーバイク「XEALT S3F」も同時発売されるため、親子で一緒にe-bikeアクティビティを楽しめる。
子供向けe-bike「XEALT SJF」
「XEALT SJF」は、身長135cm以上の小柄な子供から乗ることができる車体設計で、停車時でも安心して足をつけやすいフレームサイズが特徴。24×1.90のタイヤを採用している。
乗りやすさだけでなく、大人顔負けのスタイルで親子でe-bikeサイクリングを楽しむための装備も充実する。スポーティーなスタイリングと遊びのフィールドを広げられるフロントサスペンションフォーク、踏み込む力に応じてメリハリのあるアシストを行なう「XEALTチューニング」を施した2軸モーター「カルパワードライブユニット」を搭載。なお、安全面を考慮してアシストモードの切り替えは用意されていない。アシストに関してはAUTOモードに近いセッティングだとしている。子供の弱い踏力ではスピードが出すぎないように調整しているのだろう。ダウンチューブ一体型バッテリー容量は302.4Wh(25.2V/12.0Ah)で、1充電あたりの最大走行距離は約54km。
また、フレームトップチューブに内蔵された電源スイッチは子供にもわかりやすいオン/オフのみのシンプルな仕様で、ライトには常時点灯ライトを採用。夜間はもちろん昼間でも被視認性が向上し、安心して走行することができる。
車体サイズは1,695×575mm(全長×全幅)で適応身長目安は135~150cm。車体重量は22kg。カラーはマットブラウニッシュブラック、ジェイドパールグリーンの2色。
小柄な人でも乗りやすい「XEALT S3F」
スポーツユーティリティーバイク「XEALT S3F」も乗りやすい設計が特徴。390mm/440mmの2種類のフレームサイズに加え、停車時に跨った際の安定感を考慮したトップチューブ高や、走破性と取り回しの良さの両方を加味した27.5×2.0のタイヤを採用。体格に関係なく初めてスポーツバイクに乗る人でも扱いやすい。
アクティビティの幅を広げるフロントサスペンションフォーク、雨天時や雨上がりの路面を安心して走れる前後フェンダー、日常使いに便利なクラス10仕様のリアキャリアを標準装備。通勤や通学、週末のサイクリングまで幅広いシーンで活躍する。
ドライブユニットは「XEALTチューニング」が施されており、メリハリのある走りを実現。軽量でありながらも高ケイデンスに対応し、e-bikeらしい乗り味が特徴だとしている。バッテリー容量は302.4Wh(25.2V/12.0Ah)で1充電あたりの最大走行距離はHIGHモードで約45km、AUTOモードで約54km、ECOモードで約90km。
フレームサイズ390mmは1,840×580mm(全長×全幅)で適応身長目安は148~170cm。車体重量は23.9kg。440mmが1,870×580mm(全長×全幅)で適応身長目安は159~180cm。車体重量は24kg。カラーはシャインパールホワイト、ジェイドパールグリーン、スカーレットパール、メタリックダークグレーの4色。
なお、今後は子供が安全にe-bikeに乗るための講習会、親子で楽しめるサイクリングイベントなども実施していくという。