e-bike日々徒然

子供用e-bikeへの期待。パナソニック「XEALT」の親子ライドを楽しむ姿を見てきた

先日、Impress Watchにて『小学生に「e-bike」購入 高かったけどプライスレス』という記事が掲載されました。今年の春に登場したパナソニックのXEALT「SJF(ゼオルト エスジェイエフ)」という"子供用”e-bikeです。日本国内ではスペシャライズド・ジャパンが24インチe-MTB「TURBO LEVO SL Kids」を発売しています。同じ子供用とはいえ、こちらは趣味性が強い印象のモデルですが、XEALT「SJF」は実用性にも活躍するモデルで、どのような反応があるのか興味を持っていました。

初披露となったサイクルモード東京でのパナソニック担当者へのインタビュー動画

Impress Watchでの記事では親の視点でのリアルさがよく伝わります。実際にXEALT「SJF」の価格は約17万円。乗れる期間を考えたり、現状での日本社会情勢を考えると高額だと感じるはずです。

それまでは「坂があるから行きたくない」という理由で、誘っても行くのを渋っていた片道約4kmの距離の公園まで「行きたい!」と、自ら言い出すようになったこと。自分の意思で動ける範囲が広がったことは、本人にとっても家族にとってもプライスレスです。

成長の早い子供と過ごせる時間に、自転車という気軽な乗り物でいまのかけがえのない時間を共有できるのは、親にとってはやはりうれしいものでしょう。「子供にe-bikeは必要ない」「乗れる時間が限られているので高い」という声も聞いてきました。が、実際に体験してみると、価格以上の価値を感じられると思います。

モトベロ二子玉川の親子ライドツアーへ

猛暑が落ち着いた10月に開催されたモトベロ二子玉川のXEALT「SJF」の親子ライドツアーに同行してきました。

直前でキャンセルが出たものの、小学4年生の男女2組の親子が参加。東京と横浜からの参加で、それぞれお住まいの地域で坂や交通事情でお子さんの自転車事情に悩んでいたとのこと。一方で休日にe-bikeで気軽にサイクリングを楽しめる時間があれば……という思いもあったそう。

この日はモトベロモトベロ二子玉川から、片道約5km程度の多摩川サイクリングロードでゆったり親子ライドを楽しみます。どのようなライドになったのでしょうか?

車体や安全走行に関するレクチャー
出発前のストレッチ
しっかりヘルメットを着用して
初めての親子ライドへ出発
子供たちもすぐにアシストの感覚に慣れていきます
笑顔だけど、実はここは結構な上り坂なのです
パナソニックのスタッフがサポートしてくれます。ギアやペダル回転のアドバイスでスイスイ上って行きます
高台の公園に到着。ここからは富士山が拝めるのですが、この日は残念ながら見られませんでした
ただ、こんな坂を上った経験は初めてで、子供たちの会話も盛り上がります。「こんな坂を上って来られた。もう一回だって上れるよ!」と誇らしげ。本来はここが目的地で折り返す予定でした。子供たちが日頃からサッカーやテニスをやっており、体力的な心配もなさそうなのでもうちょっと距離を伸ばすことに
今度は多摩川サイクリングコースを走ります
アシストのあるe-bikeは子供だって楽しい。走っていて笑顔に。もちろんお父さんも負けない笑顔です
歩行者や自転車に注意しながらサイクリングを楽しみます
多摩川大橋で記念撮影

子供たちの体力が読めないので短めの距離設定でしたが、終わってみれば約13kmの親子ライドとなりました。そのことを子供たちに伝えると、「ええー13kmも走ったの? 生まれて初めて」「ちょっと足が疲れたけどまだ走れるよ(笑)」と笑顔で答えてくれました。

一方で親御さんも日頃は電動アシスト自転車(古め)に乗っていたり、スポーツタイプのe-bikeは初体験だそうで、「坂の上り感覚がまったく違いました」「お尻(痛み)は慣れる必要があるけど楽しいですね」。「子供と一緒に同じペースで走れるのは安心」子供たちが楽しいのと同様に、親としても「子供と一緒に走れるサイクリングの楽しさを知りました」と笑顔でした。

子供用e-bikeに興味がありましたら、ぜひ親子で一緒に走ってみてください。子供とともに親の目線でも気づきがあるはずです。

e-bike部