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美的集団の家電ブランドComfee' 国内本格参入
2024年2月27日 10:05
東芝ライフスタイルなどを傘下にする日本美的(Midea)は、同社の若年層向けブランド「Comfee'(コンフィー)」が、日本国内の家電市場へ本格参入することを発表した。同ブランドの公式アンバサダーには、タレントの谷まりあさんが就任する。
Comfee'は、中国最大手の家電メーカー「美的集団(Midea Group)」が擁する、シンプルな機能性と直感的な操作性を兼ね備えた、高いコストパフォーマンスを特徴とする家電ブランド。2019年から日本国内でのオンライン販売を開始していたが、2024年からはAmazonや楽天での展開をスタートし、春からはオフラインとしてビックカメラ店舗での販売が始まるという。
オーブントースターや小容量冷蔵庫など、ひとり暮らしや少人数世帯向けの製品を中心にラインナップする。
日本美的の取締役である斉心さんは、2027年までに、日本市場に参入している中国4大メーカーの中で、白物家電における国内シェアナンバーワンを目標として掲げる。また日本における同社商品の特徴を「かわいいデザインと日本のクオリティーがポイントになっている」と語る。
さらに谷まりあさんは、公式アンバサダーに就任した喜びを語りながら、同社の製品群に触れた感想を披露。「本当に全部スタイリッシュでコンパクトなのに、容量が大きかったり機能性が高かったり、最先端ってすごいなって思いました」と述べた。
また同社が重視する製品デザインについても言及し、「レトロな感じの製品があって、色展開も増えていくそうなので、今後が楽しみです。家電がおしゃれっていうのは、料理をするきっかけになったりなど、生活を楽しくしてくれるものだなと思いますし、自分の好きなデザインの中で生活すると、より明るい暮らしになる」と語った。
さらに、展示されていた製品の中で、ロボット掃除機内蔵の洗濯機について「びっくりしました。同時に(洗濯と掃除の)両方ができて、しかも場所が1つで収まるので助かりますよね」とコメントした。
なお、ドラム式洗濯機とロボット掃除機を組み合わせたモデルについては、国内発売の時期は未定。関係者によれば、中国では人気だということ。ただし、日本では洗濯機の下に防水パンを設置していることが多い。そうした課題を、どうクリアするかに注目したい。