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シャープのホットクックで本格カレーやあめ色玉ねぎ作れるヘラ状アーム「もっとクック」
2023年10月5日 11:15
シャープは、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」用の別売アクセサリーとして、本格カレーやごま豆腐など手間のかかるメニューも調理可能にするかきまぜユニットの「もっとクック TJ-U2A」を10月26日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は9,900円。大容量の2.4Lタイプ(2~6人用)に装着できる。
発売に合わせて、南インド料理専門店「エリックサウス」の稲田俊輔 総料理長が監修した本格カレーなどの公式レシピも用意する。
「もっとクック」は、ホットクックに装着することで“ヘラでのかきまぜ”を実現するユニット。本体に付属する「まぜ技ユニット」が菜箸のようなかきまぜを行なうのに対し、もっとクックは内鍋に沿うような角度に設計し、鍋底全体をかきまぜることで、みじん切りの野菜やとろみのある食材などもまぜやすくなった。
ルウを使わない本格的なカレーや、様々な料理に使える「あめ色玉ねぎ」、手作りだと手間がかかる「ごま豆腐」などがほったらかしで作れる。もっとクックに最適化した火加減や調理時間、かきまぜなどを制御する自動メニューは、購入者限定でダウンロードできる。
あめ色玉ねぎや、スパイスのテンパリング(スパイスを油で炒めて香りを油に移すこと)、スパイスカレーの煮込みなどの工程を組み合わせて、加熱時間を自由に調整することで、好みのカレーを作るといったアレンジも楽しめる。
ヘラ部分は柔らかいシリコンゴム素材で、洗う際は先端部分を取り外せる。アームを開いた状態のサイズは175×158×160mm(幅×奥行き×高さ)、閉じた状態は175×158×77mm(同)。重量は約0.4kg。付属品はヘラとメニュー集など。
南インド料理専門店「エリックサウス」の稲田俊輔 総料理長が監修したメニューは、「インド宮廷風キーマカレー」や、「チキンコルマカレー」「ハイデラバード風ビーフカレー」のようなルウを使わない本格カレーのほか、「葱油ソース」など6種類。細かく切った玉ねぎや粒の細かいスパイスなどをかきまぜながら、長時間じっくり加熱でき、家庭では再現が難しかった専門店の味を手軽に楽しめるようになるという。
稲田総料理長は、もっとクックを使った感想について「とにかくまんべんなくしっかり火が入れられて、食材そのものが内に秘めた風味が引き出せます。スパイスはそのままでも香りがありますが、しっかり熱を入れることで最大限まで活性化できる。実際に調理すると繊細な作業ですが、それを任せっぱなしで完成するのが非常に快適」とコメント。
「プロの味、専門店じゃないと食べられないと思っていたような料理が、家でいつでも気軽に再現できて、しかもそのできたてを楽しむことができる。家庭料理をさらにもう一つ上の高みにしたい方にぜひ使っていただきたい」と高く評価している。
もっとクック専用のメニューは、玉ねぎを長時間かけて加熱して味を引き出す「オニオンスープ」や、弱火で長時間かきまぜ続けて作る「ごま豆腐」、高速回転で泡立てる「メレンゲ」、朝食などに作れる「ふわふわ卵かけごはん」、デザートの「生チョコ」など。前述の稲田俊輔 総料理長監修を含む28メニューを新開発した。
専用メニューは本体画面からオプションメニューのカテゴリーを選び、「別売アクセサリー登録」することでダウンロードできる。COCORO KITCHENレシピサービスからメニューを送信して使うことも可能。