ニュース

シャープ新ホットクックは最大30%時短、残り物調理など日常使いを便利に

ヘルシオ ホットクック proシリーズ

シャープは、水なし調理鍋「ヘルシオ ホットクック proシリーズ」2機種を8月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2~6人用の2.4Lモデル「KN-HW24H」が77,000円前後、2~4人用の1.6Lモデル「KN-HW16H」が66,000円前後。

発売開始から2024年で10年目を迎えるホットクックは、「ほったらかし調理」の人気家電として、6月末時点で累計出荷台数65万台を突破している。新製品pro(progressive/進歩的な)シリーズの特徴は大きく「時間を有効活用する」「残り物の活用」「手入れがラクになる」の3点で、従来モデルの課題を解決しつつユーザー層の拡大を図る。

ヘルシオ ホットクック proシリーズ 1.6Lモデル。カラーはプレミアムブラックとプレミアムホワイト
左の2機種が2.4Lモデル、右の2機種が1.6Lモデル

時短については、食材をかきまぜる能力を従来機よりも高め、食材に火が通る前の固い状態でもかきまぜを開始でき、食材全体により速く熱を伝えられるようになった。「麻婆なす」や「回鍋肉」の場合、調理時間を従来比で最大約30%短縮した。

新構造でかきまぜを改善
かきまぜのモーターは同じだが、ベルト幅の拡張や歯数の強化などでモーターのパワーを最大限活かす仕様に改善

レシピの新開発や更新も行ない、2人分の炒め物や煮物などの調理が10~15分でできる「パパッとおかず」として新たに30メニューを搭載。同機能で「チンジャオロースー」や「えびのチリソース」などの主菜にも対応し、帰宅後に短時間で調理したいときに使える。調理を時短できることで、その日のスケジュールや生活スタイルに合わせてホットクックを日常的に活用できるという。

新しいかきまぜ機構で調理の時短を実現するほか、調理の幅も拡大

残り物の食材などの活用で「鍋やフライパンで作って独自にアレンジしていたメニューをホットクックでのほったらかし調理に置き換えたい」というニーズにも対応するため、手動調理する際の食材の入れ方や設定時間のポイントをまとめた「手動調理活用術」を提供開始。「COCORO KITCHENレシピサービス」や付属のメニュー集から確認できる。手動調理は、調理方法や時間を自由に設定でき、多様なメニューが調理できる。

残り物の食材活用する方法を案内

手入れのしやすさを高めるため、熱板には汚れが取れやすい「らっクリーンコート」を新たに搭載。「本体底の熱板部分に調味料などが落ちると、シミや焦げ付きができて取れにくい」との声を受けたもので、同コートの採用により、固くしぼったぬれふきんを使って、簡単に手入れができる。

左が従来モデル、右が新モデル。熱板部分の汚れが取りやすいようにコーティング

掲載メニュー数は2.4Lモデルが172(自動161/手動11)、1.6Lモデルが168(157/11)。最大予約設定時間は15時間(ごはん類は12時間)。

メニュー例

2.4LタイプのKN-HW24Hには、「ヘラでのかきまぜ」を実現する専用別売アクセサリー「もっとクック TJ-U2A」に対応。付属するまぜ技ユニットと付け替えて使用すると、粒の細かなスパイスやみじん切りの野菜、とろみのある食材なども、自動でしっかりとかくはんする。従来のまぜ技ユニットは「菜箸のようなかきまぜ」、もっとクックは「ヘラでのかきまぜ」として使い分けることで、調理の幅を広げられる。

右が別売のもっとクック
もっとクックを使った本格スパイスの「ハイデラバード風ビーフカレー」(写真左下)。お店のような複雑なスパイスの辛さが夏にもぴったり。味の素Cook Doを使ったメニュー「チンジャオロースー」(右上)も肉がちょうどよい柔らかさと野菜の歯ごたえを残しつつおいしく味がしみていた

本体デザインは、ゴールド調のロゴなどを採用し、上ぶた部の文字色を統一した「プレミアムブラック」と「プレミアムホワイト」の2色。

本体サイズと重量は2.4Lモデルが345×305×256mm(幅×奥行き×高さ)、約6kg、1.6Lモデルが330×282×240mm(同)、約5.2kg。消費電力は2.4Lが800W、1.6Lが600W。電源コード長は約1.4mで共通。