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パナソニック、アウトドアウェアの撥水性を回復させるドラム洗濯機

ななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129C」

パナソニックは、アウトドアウェアなどの撥水機能をヒートポンプ乾燥の熱でよみがえらせる「はっ水回復」コースを備えた、ななめドラム洗濯乾燥機4機種を10月上旬に発売する。ラインナップは、洗濯・脱水容量が12kgの「NA-LX129C」、「NA-LX127C」、「NA-LX125C」と、同11kgの「NA-LX113C」。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、39万円前後、34万円前後、31万円前後、26万円前後。パナソニックの「ななめドラム」の洗濯乾燥機は、2003年に世界で初めて発売されてから、今年で20周年を迎える。

全機種「はっ水回復」コースを備える

「はっ水回復」コースは、アウトドアウェアなどの撥水性能を、ヒートポンプ乾燥の熱を利用してよみがえらせる機能。運転時間は約120分。対象ウェアは、撥水加工されたもので、防水加工については対象外となる。

同社によれば、撥水加工された生地の表面には、撥水基が並んで立っている。その撥水基が水を弾いて転がし、生地に浸透させないという。ただし使っていくうちに撥水基が汚れなどで倒れてしまい、水が生地に浸透しやすくなる。この倒れた撥水基を、熱を与えることで立ち上がらせるのが、新機種に搭載された「はっ水回復」コースだ。

アウトドアウェアなどの撥水性能を回復させる「はっ水回復」コースを搭載
使っていくうちに撥水基が倒れてしまい、撥水性能が落ちる
「はっ水回復」コースで熱を与えると撥水基が立ち上がり、撥水性能が回復する

「NA-LX129C」、「NA-LX127C」、「NA-LX125C」については、従来の液体洗剤・柔軟剤・おしゃれ着洗剤に加えて、酸素系液体漂白剤も自動投入できるようになった。

自動投入するためのタンクは、3種類の洗剤をセッティング可能。タンク1は液体洗剤、タンク2は柔軟剤と決まっていて、タンク3が「選べるタンク」として、おしゃれ着洗剤または酸素系液体漂白剤を選べる。

各タンクには取っ手があり、ラクに取り出せて、丸洗いにも対応する。

新たに酸素系液体漂白剤も自動投入に対応する

そのほか全機種で、たっぷりの泡と高浸透バブルシャワーで落ちにくい食べこぼしのガンコ汚れもキレイにする「パワフル滝(洗い・すすぎ)」コースや、脱水後にドラムを低速回転させながら10分間送風し、衣類やタオルをほぐしてゴワつきを低減させる「ジェットほぐし」、形くずれが気になるデリケートな衣類に適した「おうちクリーニング」コースなどを搭載。「NA-LX129C」は、ナノイーXで洗えない衣類の消臭や除菌ができるケアコースを備える。

「NA-LX129C」の本体サイズは639×722×1,060mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約82kg。洗濯・脱水容量は12kgで、乾燥容量は6kg。

本体カラーは全機種、マットホワイトの1色。「NA-LX129C」、「NA-LX127C」、「NA-LX125C」は左開きと右開きの2タイプ、「NA-LX113C」は左開きのみ用意する。