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エコフロー、安全性を高め動作音も静かになったポータブル電源

エコフロー「DELTA Pro UG」

EcoFlow Technology Japan(エコフロー)は、容量3,600Whのポータブル電源「DELTA Pro UG」を、7月18日に発売した。価格は42万円(税別)。なお現在は主に家電量販店の店頭などで販売する。

バッテリーにLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン電池)を採用し、充放電サイクルはおよそ3,500回(残存80%)と長寿命を実現。充放電6,500回でも、残存50%におよぶという。

そのほか最新のBMS(バッテリーマネジメントシステム)を搭載し、過電圧、過電流、過昇温などからバッテリーを保護し、安定したパフォーマンスとバッテリーの長寿命化を実現。

米国の製品安全認証機関による、燃えにくさを規定するUL94規格での難燃グレードは、最高レベルの「5VA」。従来の「DELTA Pro」よりもグレードアップしている。

定格出力は3,000Wで、瞬間出力6,000Wのため、ドライヤーと電子レンジを同時に使うこともできる。そのほか、同社が開発した「X-Boost機能」により、定格出力最大3,750Wの電気製品を稼働させられるとする。なお同機能は、定格出力3,000W超えの電気製品の動作電圧を下げ、消費電力を定格出力3,000W以下に抑えることで稼働させる。

USB Type-C×2ポートをはじめ、同Type-Aポート、ACやDC出力ポートなどを備え、最大15デバイスへ同時に給電できる。

また容量3,600Whに、専用のエクストラバッテリー(別売)を最大2台接続することで、容量を10,800Whへと増やすことが可能。

従来の「DELTA Pro」と異なり、Wi-FiのほかBluetoothでもスマートフォンアプリに接続可能。専用アプリでは、本機の想定利用時間や出入力数、周波数などの確認または設定変更が行なえる。なおWi-Fi接続であれば、離れた場所からでも制御が可能。

また従来機では、EV車を充電するには専用アースアダプターが必要だったが、新製品ではN-PE接地リレーが内蔵されたことで、アダプター不要で充電を行なえるようになった。

そのほか出力1,000W以下の場合の運転音が45dB以下と静かになった。

本体サイズは285×635×416mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約45kg。