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ダイソン初、水拭きできる「サブマリン」スティック掃除機

ダイソンが提案する水拭き対応掃除機のDyson V12s Detect Slim Submarine

ダイソンは、新たな掃除機カテゴリー製品として、同社初の水拭きできるコードレススティック掃除機「Dyson V12s Detect Slim Submarine SV46 SU」を6月28日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は121,000円。

Dyson V12s Detect Slim Submarine

ヘッド部のモップに自動給水して水拭きできるスティック掃除機。ダイソン初の“一台で掃除ストレスを一掃するオールインワン掃除機”として提案する。

水拭き対応の掃除機が各社から登場して注目される中、ダイソンはヘッドの付け替えにより吸引と水拭きを明確に分ける方法を採用しているのが特徴。まず大きめのゴミを吸ってから、床を水拭きで仕上げるような使い方を想定している。水拭き時の汚れの通り道を限定することで、掃除後の手入れの手間をより少なくした。

新しいSubmarineウェットローラーヘッドは、ローラー幅いっぱいに水を行き渡らせ、こぼした液体や皮脂などの汚れ、食べこぼしなど小さな乾いたゴミも吸引して取り除く。ローラー全体へ均等に配置した8つのウォータージェットから18ml/分の水が供給され、床を均一に濡らし、拭いた後も余分な水を残さないという。ローラーの回転速度は900回転/分。

床の落書きや、こぼれたコーヒーもキレイに掃除

同ヘッドを本体に装着すると、自動で水拭きのモードに切り替わる。水拭き時は清水と汚水ともにヘッド部のみで循環するため、ノズルなどを通らず手入れの手間を省いている。

ヘッドのモーター部の発熱に対しては、内部で水を循環させることにより車のラジエーターのように冷却する機構も備えている。なお、このヘッドはSubmarine専用のため上部が閉じた形状になっており、従来のV12などとの互換性は持たない。

給水タンクは容量300ml。66畳分に相当する最大110m2の床面に対応する。汚水トレイは360ml。

Submarineウェットローラーヘッド
Submarineウェットローラーヘッドの内部構造
Submarineウェットローラーヘッドを装着すると、自動で水拭きモードに切り替わる。表示の%はバッテリー残量
ヘッドのローラーを外したところ。各部を水洗いできる

電源スイッチはトリガーではなくボタン式。毎分12万5,000回転するHyperdymiumモーターを備え、吸引力は、床面の種類やゴミの量に応じて自動で調整する。ヘッドは薄型設計で、家具の下も楽に清掃できるとしている。使用後のローラーと本体ケースは、薄めた家庭用洗剤で水洗いでき、食器洗い機にも対応する。

強力に吸引し、ゴミの量などに合わせて吸引力は自動で調整

目に見えにくいホコリも光で可視化するFluffy Opticクリーナーヘッドも同梱。吸気口のピエゾセンサーで、吸ったゴミの量とサイズを常に計測して液晶画面に表示する。内部は5段階の捕集性能とHEPAフィルターにより、0.1μmの微細な粒子も99.99%とらえる。

Fluffy Opticクリーナーヘッド装着時は、通常の吸引掃除機として使える
Fluffy Opticクリーナーヘッドでホコリなども光で可視化

スティック時の本体サイズは257×253×1,129mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.2kg。モーター搭載ヘッドでの運転時間は最長約50分で、強モードは約5分。隙間ノズルやコンビネーションノズル、ペットなどの毛絡み防止スクリューツール、ツールクリップを同梱する。

ハンディタイプにもなる