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テープで貼らない新スマートロック。カードや暗証番号でも開くOPELO commons

OPELO commons。既存のドアシリンダーと一体化する構造

大崎電気工業は、スマートロック「OPELO series」から、「OPELO commons」を4月12日に発売した。価格はオープンプライス。オフィスや店舗のほか、戸建て住宅など個人向けにも展開する。

解錠権限を持つ個人ごとにカギ情報を管理できるスマートロック。カギとなるパスワードなどを紛失した場合も、紛失した人の情報のみ削除し、再登録することができる。機密情報・個人情報を取り扱うオフィスや、従業員の入退社が多い店舗・商業施設、戸建住宅、マンション、リフォーム需要にも対応できるとする。

取付けは、ドア加工なしでシリンダーに挟み込んで行なう。両面テープ止めや磁石による取り付けではないため、落下リスクが少ないという点が特徴。

室内側。テープで貼るのではなくカギ部分を挟み込んで装着するため、落下の心配が少ないという

使い捨てパスワードをカギとして電話、メール、アプリで送付して共有可能。物理的なカギの管理が不要になるため、レンタルスペースなどの共有施設を手軽に提供できるという。運用時にインターネットを必要としないため、既築物件の空室時などでも稼働できる。

スマートフォンだけでなく、暗証番号のテンキー入力、カードキーなど、さまざまな解錠方法に対応するため、スマホを持たない子供なども利用できる。また、リフォーム業者や管理会社向けに一時入室用のパスワードが発行可能。

本体サイズはICマルチリーダーが58×35×130mm(幅×奥行き×高さ)、室内ユニットが68×55×150mm(同)。対応扉厚は32~42mm。使用電源は単三形アルカリ乾電池4本または単三形リチウム乾電池4本。AC-DCアダプタも使用可能。

ICカード(MiFare/Felica)やスマートフォンのほか、テンキーによる暗証番号や使い捨てパスワードによる解錠機能に対応
一時的なパスワードの発行が可能
APIでシステム連携が簡単なので社内システムなどとの連携がスムーズとする