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ダイニチ、コーヒー豆を家で気軽に深煎り&浅煎りできる焙煎機

家庭用コーヒー豆焙煎機「MR-F60A」

ダイニチ工業は、部品の調達の関係で発売を延期していた、熱風式構造を利用した家庭用コーヒー豆焙煎機「MR-F60A」を、4月4日から直販サイトにて販売を開始する。価格は34,760円。

本体

同製品は、熱風式構造を採用した家庭用コーヒー豆焙煎機で、ヒーターで温められた風を渦状に吹き上げ、豆を回転させながら焙煎するためムラを抑えて焙煎できるという。

ただし、日々の室温や豆の量の微妙な差により、同じ温度の熱風を同じ時間吹き付けるだけでは仕上がりに差が出てしまい、狙った豆の味が出なくなる。そこで同機では、焙煎釜の熱風の経路に2つのセンサーを搭載。釜に入る熱風の温度を検知しつつ、釜の中の豆の温度をとらえ、熱風温度を調整していく。これにより、室温や豆量など、条件が毎回微妙に異なる中でも安定した焙煎ができるとする。

ムラの少ない仕上がりを実現する仕組み

使い方は、まず生豆を同機上部の焙煎釜に投入し、チャフコンテナ(フタのようなパーツ)を取り付ける。電源を入れて、「浅め〜深め」の5段階から焙煎レベルを選択してスタート。あとは焙煎(約15分)と冷却(約10分)が自動で行なわれて完成。チャフコンテナを取り外して、焙煎豆を容器に移す。

生豆を本体上部から投入
焙煎レベルを選択してスタート
焙煎豆を容器に入れ替える

本体サイズは、約241×186×280mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約2.3kg。消費電力は1,300W。

同社によれば、生豆は常温で3年間おいしさを維持できるのに対し、焙煎豆は1週間、挽いた豆は3日でおいしさが低下するという。そのため、好きな時に好きな量を自分で焙煎することで、よりおいしいコーヒーが味わえるとする。

なおダイニチ工業は、石油ファンヒーターの開発で培ったヒーター技術などを応用して、1997年からコーヒー機器を開発してきた。同年には焙煎機能付きコーヒーメーカーを「カフェプロ」ブランドで発売し、2000年には焙煎機単体の製品を発売。今回の「MR-F60A」は、カフェプロとしては23年ぶりの新製品となる。

ダイニチ工業は1997年からコーヒー機器を開発してきた