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TP-Linkがロボット掃除機参入。70日ゴミ捨て不要で5万以下

ティーピーリンクジャパン初のロボット掃除機が5機種登場

ティーピーリンクジャパンは、同社初となるロボット掃除機5機種を3月30日以降順次発売する。価格はオープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、エントリークラスの「Tapo RV10 Plus」が49,800円、「Tapo RV10」が37,180円、「Tapo RV10 Lite」が29,800円。ミドルクラスの「Tapo RV30 Plus」が76,780円、「Tapo RV30」が59,100円。

吸引と水拭きが可能な1台2役のロボット掃除機(RV10 Liteは吸引のみ)。RV10はナビゲーションシステムにジャイロスコープ、RV30はジャイロスコープとLiDARを採用し、RV30はより高精度なマップの作成が可能とする。両シリーズのPlusタイプには、本体が集めたゴミを溜めておく自動ゴミ収集機が付属し、70日間ゴミ捨てが不要。ユーザーの目的や生活に合わせて、複数のラインナップから選べるようにしている。

RV10シリーズは3月9日予約開始、3月30日発売。RV30シリーズは3月30日予約開始、4月20日発売。

Tapo RV30

夜間も正確にマッピング。静音性にもこだわり

ミドルクラスのRV30シリーズは最大4,200Paの吸引力で、フローリングの溝やカーペットに落ちたペットの毛もパワフルに除去。カーペットを認識すると自動で吸引力を調整する機能も備えている。

吸引モードは「標準/ターボ/最大」に加え、運転音を55dBに抑えた静音モードも用意。標準モードの運転音は60dB。容量5,000mAhのバッテリーを搭載し、満充電時は最長3時間の連続運転ができる。

Tapo RV30 Plus
4つの運転モードを用意

水拭きモードは水圧を3段階で調節可能。水タンク容量は300mlで、200m2の広さに対応する。

水拭き用のモップ
本体後方に水タンクを備える

LiDARナビゲーションとジャイロセンサーの組み合わせにより障害物を回避。家の中を短時間で把握し、暗い場所でも正確にマッピングできるという。

アプリには複数マップを保存でき、階ごとに清掃させることもできる。このほかアプリでは清掃禁止エリアの設定やスケジュールのカスタマイズなどが可能。Amazon AlexaやGoogle アシスタントを介した音声操作にも対応する。

アプリと連携させて清掃禁止エリアやスケジュールの設定が可能

ゴミ収集機には4Lの紙パックがセットされており、70日分のゴミを溜められる。紙パックは取り外すと自動で口が閉じる構造となっており、ゴミ捨て時にホコリが舞い上がるのを防ぐ。またおやすみモードに設定すれば、大きな音が気になる夜間に本体からのゴミの吸引を停止する。

静音性に配慮し、本体には吸音材やダイナミックバランスファン、空気抵抗を減らす消音ダクトを搭載。使用中の運転音は「電子レンジ並み」としている。

自動ゴミ収集機
消音ダクトを搭載

排気部には高性能フィルターを搭載。0.3μmのアレルゲンを99.9%捕集し、クリーンな排気を実現する。

本体サイズは341×95mm(直径×高さ)。自動ゴミ収集機のサイズは225.5×191×381.3mm(幅×奥行き×高さ)。掃除機本体のダストボックス容量は350ml。乗り越えられる段差は20mmまで。

Tapo RV30 Plusのデモ運転。細かなゴミもしっかり吸っていた

エントリークラスでも水拭き対応。選べる3モデル

エントリークラスのRV10シリーズの吸引力は最大2,000Pa。ナビゲーションにはジャイロスコープを採用し、規則的でムダのない清掃が可能という。

Tapo RV10 Plus

バッテリー容量は2,600mAhで、最長3時間の連続運転が可能。アプリからの遠隔操作に対応し、清掃スケジュールの設定やモード切替ができる。

ゴミ収集機が付属するTapo RV10 Plusの本体サイズは、341×79mm(直径×高さ)。自動ゴミ収集機のサイズは225.5×191×381.3mm(幅×奥行き×高さ)。掃除機本体のダストボックス容量はRV10 Plusが350ml、RV10が400ml、RV10 Liteが800ml。

各モデルの仕様比較
今後もユーザーのニーズに応えるさまざまなモデルをラインナップしていく予定だという

同社は日本初となるWi-Fi 7ルーター「Archer BE900」と、メッシュWi-Fi 7システム「Deco BE85」も発表。いずれも夏頃の発売を予定している。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に89,800円、79,800円。

日本初のWi-Fi 7ルーター「Archer BE900」