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アンカー、22年11月発売のモバイルバッテリーを自主回収

モバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」を回収、返金

アンカー・ジャパンは、2022年11月発売のモバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」(製品型番:A1366)を回収、返金すると発表した。製造過程において発生した不備により、国外で製品が発火する事象が確認されたという。なお、製品固有の設計および製造過程の不備により発生した事象のため、ほかの同社製品への影響はないという。

発火の原因は、製造過程において温度検知をするための部品(NTCサーミスタ)の接着剤が完全に硬化しきる前に本体の組み立てを行なったため、電池セルと外装ケースの間にNTCサーミスタが挟まれ、固定位置のずれが起こりうる状況が発生。NTCサーミスタの配置が背面のため、適切な位置からのずれが起こりやすく、目視での網羅的な検品が不十分であった一部個体において、内部短絡が起こりうる状態で出荷されたとしている。

対象製品

2023年1月、Ankerグループ本社より国外で同製品が発火する事象が数件発生した旨の報告があり、Ankerグループのグローバル全体で販売を停止。報告時にはすでに原因究明に向けた調査を開始しており、設計上ならびに製造過程の不備が見つかったため、Ankerグループのグローバル全体での自主回収を決定した。なお、現時点で日本国内での発火事故は発生していないという。

オンラインと電話窓口で、対象製品の回収と返金手続きを受け付けている。同社は「現在、委託先の製造工場の管理体制および社内での検品体制の更なる厳格化を迅速に進めております」としている。

すべてのカラーが回収の対象となる

オンライン回収受付フォーム