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ダイソン、HEPAと触媒フィルターでキレイにする空気清浄ファンヒーター

Dyson Purifier Hot+Cool Formaldehyde「HP09 WG」

ダイソンは、空気清浄機としてもヒーターや扇風機としても使える「Dyson Purifier Hot+Cool Formaldehyde(ダイソン ピュリファイヤ ホット アンド クール ホルムアルデヒド) 空気清浄ファンヒーター HP09 WG」を、10月26日に発売する。価格はオープンプライス。同社直販サイトでの価格は92,400円。

空気清浄機能では、HEPAフィルターでウイルスや細菌、ニオイなどを除去するほか、製品名にもある有害な化学物質「Formaldehyde(ホルムアルデヒド)」を正確に検知し、酸化分解触媒フィルターで分解するという。

同社によれば、室内のホルムアルデヒドの発生源には、木材製品、洗浄剤、カーペット、塗料、壁紙、ワニスなどの日曜大工品が含まれる場合があるという。ホルムアルデヒドは、0.1μmのサイズの粒子の500分の1であるため、捕集が難しい化学物質とされている。

ホルムアルデヒドをより正確に検知する固体ホルムアルデヒドセンサーを搭載。専用のVOCセンサーによって識別した、他のガスと合わせて室内の空質の状況を、搭載するLCDディスプレイでリアルタイムに表示する。

また内蔵する酸化分解触媒フィルターが、ホルムアルデヒドを捕らえて、触媒反応によって分解したあとに、ごく少量の水とCO2だけを空気中に放出するという。フィルターの触媒は、空気中の酸素が活性酸素分子に置き換わることで自己再生するので、酸化分解触媒フィルターは交換不要。半永久的にホルムアルデヒドを分解できるとする。

HEPAフィルターでウイルスや細菌、ニオイなどを除去
ホルムアルデヒドを正確に検知して、LCDディスプレイに表示する。同時に、内蔵する酸化分解触媒フィルターにより、ホルムアルデヒドを分解

パワフルな循環力のAir Multiplierテクノロジーにより、部屋全体の空気を清浄。気流を増幅させる独自設計の送風口により、遠くにある空気の汚れまでも引き寄せる循環力を持つ。

8畳を清浄する目安は、27分。空気清浄ファンヒーターとして利用する場合は、ヒーターモードに設定。暖房能力は最大10畳。またディフューズドモードでは、浄化された空気を本体後方の開口部から送り出し、風が前方に送られないようにする。

ヒーターモードのイメージ。前方から、浄化した暖かい空気を送り出す
前方に風が送られないようにしつつ、浄化した空気を後方から送り出す

本体サイズは248×764mm(直径×高さ)。重さは5.75kg。風向き調整は350度。フィルター交換の目安は約1年(1日12時間使用の場合)。交換フィルターの価格は7,000円(税別)。