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ヒゲ剃りなのに肌がうるおう? パナソニック新スキンケアシェーバーが温か気持ちいい

ラムダッシュ スキンケアシェーバー ES-MT22

パナソニックは、ラムダッシュの新モデル「スキンケアシェーバー ES-MT22」を使った男性のスキンケアについて、化粧品メーカーのオルビス(ORBIS)と共同で紹介。男性ならではの肌の手入れ方法などについて教えてもらった。

スキンケアシェーバーは、ヒゲ剃りとスキンケアが同時に行なえるのが大きな特徴。ヘッド部にイオンプレートを備え、肌に当てることで化粧水が効率的に浸透するという。9月上旬に発売する最新モデル「ES-MT22」は、このスキンケア機能を進化させ、コットンに余分な皮脂などを吸着させてクリアにするモードなど、新たなケア方法にも対応した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27,000円前後。

イオンプレートで化粧水などの浸透を助ける

男性の肌、実はデリケート?

オルビスでエグゼクティブビューティディレクターを務める島田久美子さんによると、男性の肌はホルモンの影響などにより「女性よりもデリケート」とのこと。女性と比べた特徴として皮脂量が約3倍、水分量が約50%以下のため、美肌の条件とされる皮脂と水分のバランスが悪いほか、日々の髭剃りなどで皮膚が厚くなっているという。

夏から秋にかけての肌は、乾燥、ごわつき、シミ、くすみのトラブルが起こりやすく、対策としては「夏の紫外線ダメージをケアしながら、乾燥が深刻化する冬に向けた先手ケア」が必要だと説明する。

ラムダッシュのスキンケアシェーバーで新たに搭載した「スキンクリアモード」は、皮脂や毛穴汚れ、古い角質をイオンの力で浮かせて、ヘッドに固定したコットンに吸着させるもの。タンパク質の除去量を1.3倍にし、ざらつきのないクリアな素肌へ導くという。そのほか、化粧水の保湿成分(ヒアルロン酸)やビタミンCを、効率的に角質層まで浸透させる「保湿モード」も利用できる。

化粧水を手で塗るよりも効率的にケアできるという

これらのモードを利用し、洗顔後にスキンケアモードで肌を整え、化粧水と保湿モードでうるおいを満たし、モイスチャー(保湿液)で閉じ込めるという3つのステップが、基本的な使い方となる。

オルビスのエグゼクティブビューティディレクター 島田久美子さん

時間がない人に簡単ケア方法も

乾燥やごわつき、ざらつきが気になる人に向けて島田さんが教えてくれた方法を紹介する。まず洗顔は、レモン1個分の泡で古い角質や皮脂をしっかり取り除く。ローションとモイスチャーを頬から順に顔全体へ、下から上に引き上げながらなじませる。最後に手のひらで3秒プレスする。

ローションとモイスチャーを顔になじませて頬を優しくプレス

次はスキンケアシェーバーを顎から目の下に向かって動かす。これを両頬3回ずつ繰り返す。その後、頬にモイスチャーを重ね付ける。頬の内側から外側へ向かって3秒ずつ優しくプレス。スキンケアシェーバーを、頬にスタンプを押すように、両頬で4回ずつ動かす。

スキンケアシェーバーのプレート部分を当てる

こうして手順を細かく説明すると、準備する化粧品も作業も大変なように見えるかもしれない。そこで、スキンケアはハードルが高いと思う人や、なかなか時間がとれない人に向けたオルビスのアドバイスとしては「まずはローションの使用がおすすめ」だという。

スキンケアシェーバーではヒゲ剃りをしながらついでに保湿も行なえるため、時間を節約できる。忙しい人などに向けては「普段はローションだけ、特に疲れた日などのケアにモイスチャーを使う」という方法を教えてくれた。

オルビスの男性向けブランド「オルビス ミスター」では、洗顔料の「ミスター ウォッシュ」(1,540円)、「ミスター ローション」(2,200円)、「ミスター モイスチャー」(2,420円)の3つをベーシックなケアアイテムとして展開。

ローションは液体ながらゼリーのようなトロみのある感触。化粧水を肌に当てた時に飛び散ってムダになることを防ぎつつ、「トロッ」と「サッパリ」のちょうどいいバランスを目指したという。内容量は150mlで、1日2プッシュ使用すると約3カ月分。

スキンケアシェーバーと、オルビスのミスター スキンケアシリーズ

「ミスター ローション」を実際に使ってみた。スキンケアシェーバーにはコットンを簡単に固定できるキャップを備えており、取り付けたコットンへ化粧水を染み込ませる。やさしく拭き取るようにコットンを肌に当てると、肌に薄い汚れのようなものが付いていた。朝に洗顔していたが、少し外を出歩いた昼にはこの状態だったので、思っていたよりも皮脂などが表面に浮き出ていたことを実感した。

コットンに化粧水を2プッシュほど含ませる
モデルさんによるお手本。肌を拭き取るようにコットンを当てる

今度はローションを頬や額に付けた後でスキンケアシェーバーを当ててみた。プレート部が温かく、短い時間でもホッとリラックスできる。普段、理髪店でヒゲを剃ってもらうことがあるが、その前に蒸しタオルを当ててもらっている時と似た気分だ。家で蒸しタオルを用意するのは少し面倒だが、シェーバーだけでこうしたケアができるのは気持ち良く、朝のヒゲ剃り時間以外にも、寝る前のリラックスのために使ってみたくなった。

そのほかのケア方法として、血色感の良い印象を目指すために、顔だけでなく首やデコルテ部分をケアする方法も紹介してくれた。肌がくすんだ印象になる人におすすめの方法で、入浴でうるおいが巡りやすい状態の時に良いという。

ローションを肌に当てる前に、手で温めるのもポイントだという
顔だけでなく首などにも使うことで、うるおいが巡りやすい肌に