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新ラムダッシュはヒゲ剃りと同時に化粧水が浸透。男の肌ケアは年代別でどう違う?
2020年5月29日 15:45
パナソニックは、7月1日に発売するシェーバー「ラムダッシュ ES-MT21」の上手な使い方やスキンケア方法について解説するセミナーをメディア向けに実施。専門医による男性スキンケアの解説や、スキンケアシェーバーの使い方紹介などを行なった。
ラムダッシュ新機種「ES-MT21」は、シェービング時に肌の手入れも同時にできるという“スキンケアシェーバー”。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26,000円前後。
新たに「電気浸透流」機能を搭載し、シェービングと同時にスキンケアができる構造としたのが特徴。シェーバー本体のヘッド部にイオンプレートを採用し、肌に刃の部分をあてると同時にイオンプレートも触れるように設計されている。プレートが肌に接触することで、あらかじめ肌に塗布した化粧水の保湿成分を角質層まで浸透。化粧水などに含まれるヒアルロン酸の場合、手で塗るより浸透量は1.7倍(ヒアルロン酸分子量5,000~10,000を使用した同社試験)としている。
さらに、「イオンケアモード」により、スキンケアだけの使用も可能。プレート正面部を目尻や頬、口まわりなどに当ててスキンケアができる。
イオンケアモード利用時は、ヘッドの刃を覆うカバーを装着。IONボタンでイオンレベルの強度(強/弱)とWARMボタンで温度(高/低)を調整し、化粧水やローションなどをあてた後の肌に、イオンプレート部をゆっくりタッチする。
化粧水は市販のものが使えるほか、乳液や美容液、クリーム、シートマスクに含まれる保湿成分も、効果的に浸透させるという。
シェーバー駆動部は、高速リニアモーター搭載のラムダッシュ3枚刃シリーズをベースに開発。約13,000ストローク/分のシェービングで、濃いヒゲでもパワーダウンせずにカットできるという。
夏に何もしないと3歳も年をとる? 年代別で気を付けるポイント
ゲストとして、日本形成外科学会認定専門医 松倉クリニック代官山 院長 貴子先生が解説。スキンケア初心者向けに、男性が年代別に気を付けるポイントや、活用したい化粧水などのポイントを説明した。
貴子先生は、継続して手入れをして肌の状態を保つために「肩肘張らないスキンケア」の大切さを強調。新ラムダッシュはヒゲ剃りをしながらスキンケアも同時にできるため、「別のアイテムを追加しなくても時短になる。習慣として取り入れることが重要」とした。
20代、30代、40代のモデルを交えた具体的なスキンケアのポイントも説明。20代は毛穴の開きや(額/鼻筋の)Tゾーンのベタつきが起きやすいという。20代だとまだ早すぎると感じる人に対しても「40代、50代になって肌に差が出てくるので、早めに対策するのがおすすめ」とした。
30代は、仕事でオフィスにいる時間が長い場合など、空調による肌の乾燥を訴える人が増えてくるとのことで、「セアミドなどのバリア機能を持ったものを併用するのが良い」と解説。
40代はタルみやシミのほか、ほうれい線が気になり出す人が多いという。貴子先生は「スキンケアに遅いなんてことはありません」として、ヒアルロン酸やコラーゲンなどが入った商品の利用を勧めている。
中でもヒアルロン酸については全世代に推奨。ヒアルロン酸で保湿しないと、ビタミンCなど他の成分も効果が出ないということから、同成分が入ったローションなどをベースに利用するのがおすすめだという。
「重要なのは継続すること。ひと夏に(スキンケアを)何もせずに過ごすと3歳、年をとるといわれています。秋冬を美しく迎えるためには継続することが重要。スキンケアを習慣化することをおすすめします」と語った。
自宅時間の増加で男性のフェイスケア見直しも
化粧水や洗顔料なども含めた男性のフェイスケア市場は拡大傾向と見られており、富士経済の「化粧品マーケティング便覧 2019」によれば、2019年の販売額が259億円の見込み。2020年は270億円、2021年は280億円と年々の増加が予測されている。
パナソニックは、メンズ美容について「清潔感重視」「おしゃれ/ファッションの一環」「アンチエイジング」「ジェンダーレス化」に着目してシェーバー/グルーミング商品を展開している。
「自己投資」や「自分磨き」などのキーワードも注目される中で、「自宅時間の増加により、今までできなかったスキンケアに時間かけようという人も増えていくのではないか」とし、今後もさらに男性のスキンケアが注目されていくとの期待感を示している。