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豆から挽くデロンギのエスプレッソメーカー日本上陸。バリスタも推す理由とは?

デロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ グラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカー EC9355J-M

デロンギ・ジャパンは、日本における新カテゴリー製品として「デロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ グラインダー付きエスプレッソ・カプチーノメーカー EC9355J-M」を6月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は168,000円。

日本では初上陸となる、豆から挽く本格的なエスプレッソやカプチーノが作れるコーヒーメーカー。4月に発表を予告していたもので、発売日などが明らかになり、報道陣らに製品が披露された。

海外でも好評というモデルが日本でも披露された

同社によると、コロナ禍などを受けて自宅でのコーヒー需要が高まるにつれて、自分で豆を選んで挽くなど、ひと手間かけてコーヒーを味わう本格派も増えているという。そこで、コーヒーを淹れる過程も楽しめる本格手動式の製品を、新たに日本でも展開。グローバルでは既に販売されており、欧州や豪州を中心に好評だという。

新モデルの位置づけ。挽きたてや、淹れる過程/手間を楽しむ製品となる

新モデルのデロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオには、エスプレッソ・カプチーノメーカーに、豆を挽く「グラインダー機能」と、挽いた粉を平らにならす「タンピング機能」を搭載。

通常、おいしくコーヒーを淹れるプロのバリスタにとってタンピングは重要な工程とされており、本来は上達に時間を要するという。同製品では、レバーを引いて簡単にタンピングができる機能を、本体に一体化させた。

タンピングが簡単に行なえるレバーを側面に備える

グラインダーはコーン式で、豆を挽く際には8段階の粒度設定と豆量調整が可能。好みやシーンに合わせて調整できて「プロのバリスタでも満足して使用できるレベルの本格派を意識した、趣味性の高い製品」としている。なお、コーヒー豆からグラインダーで挽く方法が基本となり、市販のコーヒー粉は使用できない。

【訂正】初出時「市販のコーヒー粉も使用できる」としていましたが、正しくは使用できませんでした。お詫びして訂正いたします(6月1日)

グラインダー機能を搭載
粒度と豆量の設定が可能

給水タンク容量は最大2L。抽出温度の設定は3段階。ポンプ圧は19気圧。

ミルクフロッサー専用のスチームボイラーも備え、最適な温度とスチーム圧でふわふわのミルク泡ができ、カプチーノやラテアートも楽しめる。3つの穴からスチームが出ることでミルクの対流を起こしやすくし、滑らかな泡のラテを可能にするという。

ミルクフロッサー

本体色はメタルシルバーで、メイン素材にはステンレススチールを使用。アクセントとしてクローム仕上げを施し、レトロ感や本格感を演出した。

本体サイズは385×370×450mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.5kg。消費電力は1,450W。オートオフ機能も備える。

豆ホッパーの容量は200g。フィルターは1杯用と2杯用を同梱。そのほか、フィルターホルダーや、ボイラークリーニングディスク、ミルクジャグ、フロッサークリーニングピン、クリーニングブラシ、除石灰剤、水硬度チェッカーなどが付属する。

付属品

「思った通りの味わいが出せる」プロも納得のコーヒーを家でも

6月の発売を前に、今回の新モデルを体験することができた。東京・表参道のKOFFEE MAMEYAを展開するバリスタの國友栄一氏が、プロの立場から製品を評価。「コーヒーメーカーというより“一流の調理器具”。これを使ってどんな食材を調理しようか、という感覚でコーヒーを淹れられる。思った通りの味わいが楽しめるので『このテロワール(豆の産地による違いや特徴など)はこんなキャラクターを持っているから、それを活かすためにこういうセッティングを選べばいい』という方程式通りの答えが出てくるマシン」とした。

國友栄一氏
國友栄一氏がデロンギ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオでエスプレッソを淹れてくれた
國友氏の淹れたエスプレッソを体験。エチオピアの3種の豆をブレンドしたものは、さわやかな酸味が特徴的。濃厚ながら後味がしつこくなく、口の中でずっと味わっていたくなる、エスプレッソの新たな一面を見たような体験だった
ベテランのバリスタであり、恵比寿に本場イタリアの料理を楽しめる「オステリア・バール・ヴィアポカポカ」を展開する若生直氏が、カプチーノを淹れてくれた。滑らかな口当たりのミルクの泡と、挽きたての風味がしっかりしたエスプレッソの味わいがとても合っていた
ラテアーティストの馬場健太氏も来場。ラテアートの国内外の大会で数々の成績を残し、カフェ系インフルエンサーとしても人気の馬場氏のアドバイスを受けて、来場者がラテアートを体験していた