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新しい花王アタックZERO。漂白剤でも落ちないニオイのもとに対処

衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を改良

花王は、衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を改良し、5月14日に発売する。通常用とドラム式専用の2種類をラインナップし、いずれもボトルタイプ、ワンハンドプッシュタイプ、つめかえ用の3タイプを用意する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は400円前後~1,100円前後。

これまで除菌洗剤や漂白剤では落とせなかったニオイや黒ずみの発生源に効果を発揮する衣料用液体洗剤。ニオイ菌などの隠れ家となる「バイオフィルム」に着目し、落ちにくい汚れやニオイの「諸悪の根源にアプローチ」するという。

同社の研究から、バイオフィルムが繊維にも存在することが発見された。バイオフィルムは、菌自らが生成する多糖やタンパク質などの複合体で、非常に強い耐性を持っているため、除去することが難しいという。衣類以外では歯の表面(歯垢)や、排水口のヌメリなどに存在しているそうだ。

タオルを使い続けると徐々に「バイオフィルム」が形成されることを発見

バイオフィルムは菌を覆うように形成され、バリア機能として働くため洗剤が届きにくい。よって、バイオフィルムに包まれた菌や汚れに対して、除菌洗剤や漂白剤、天日干しでは対処できないことも判明したという。

さらに粘着性があることでニオイや汚れの原因菌を吸着するため、結果としてバイオフィルムが形成されている箇所は黒ずみやすくなるのだとする。

バイオフィルムが菌のバリア機能として働くため、従来の洗剤では菌まで届きにくかった

改良した「アタック ZERO」は進化した洗浄力と新処方により、漂白剤でも落とせなかったバイオフィルムに効果を発揮。普段の洗濯でバイオフィルムの形成を抑制するほか、新技術「バイオクラッシュ洗浄」により、すでに黒ずみやニオイが付着している衣類には直接塗布することで、形成されたバイオフィルムを除去できるという。

従来通り、すすぎは1回でもOK。リーフィブリーズの香り(微香)を採用した。本体容器には、100%再生プラスチック(ポリエチレンテレフタレート PET)を用いている。

ドラム式専用タイプは、縦型洗濯機よりも少ない水量に適した配合。節水対応ポリマーを多く含み、衣類の再汚染(黒ずみ)を防ぐという。

ラインナップと店頭予想価格

「アタック ZERO」「アタック ZERO ドラム式専用」共通
・ボトルタイプ
内容量380g/400円前後、580g/550円前後
・ワンハンドプッシュタイプ
380g/550円前後
・つめかえ用
850g/800円前後、1,200g/1,100円前後