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ガス会社が辿り着いた減圧鍋。10分で味が染み込む

火を止めてから始まる減圧効果で味を染み込ませる

東邦ガスは、オリジナル多機能減圧鍋「GOUR-MEAL(グルミール)」の先行販売を、11月5日にMakuakeで開始した。一般販売予定価格は12,650円だが、Makuakeでは10,500円から購入できる(11月6日時点)。先行販売期間は12月27日まで。商品は2022年5月末までに発送予定。

多機能減圧鍋「GOUR-MEAL」

通常の鍋として使用でき、減圧調理/無水調理/自動炊飯もできる多機能減圧鍋。加熱後に鍋の中が減圧状態となり、食材の煮崩れを抑え、本来の旨味を生かしながらより味を染み込ませられるという。

減圧調理のメカニズムは、1.鍋を加熱すると内部の水蒸気や空気などは温まり、体積が膨張するため外に逃げていく。2.消火後、逆止弁により、外から空気が入らないよう高温の鍋を密閉することで、中の温度が低下するとともに内部の圧力が低下し沸点が下がる。3.沸点が下がると沸騰状態が継続するため、食材の水蒸気が放出され、煮汁との置換がすすむ。このように密閉構造で中を減圧していくことで、食材の空気や水蒸気が吸い出されて、より味が染み込んだ料理を楽しめるという。

鍋の中が減圧状態となり、食材に味が染み込んでいく

鍋はアルミ鋳物製で、直径20cm。ツヤのある質感と白黒のみのシンプルなデザインで、従来の鍋っぽさを払拭したとする。また自立するガラス蓋を備え、鍋の中を見ながら調理できる点も特徴としている。

ガスコンロ/電気コンロに対応し、IHクッキンヒーターには非対応。

本体サイズは289×225×115mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約1.5kg。容量は3.2L(鍋上端まで)。炊飯量は1〜3合。専用ミトン、レシピブックが付属する。

そのまま食卓に出せるシンプルなデザイン
自立するガラス蓋も便利