10月の家電出荷額、過去10年間で最高に。空気清浄機の台数は前年比2.2倍

過去1年の国内出荷額

日本電機工業会(JEMA)は19日、民生用電気機器における2020年10月度の国内出荷実績を発表した。2020年10月度の出荷金額は、前年同月比22.7%増の1,797億円で、3カ月ぶりのプラスとなった。10月単月としては、過去10年で最も高い出荷金額を記録した。

製品別の前年同月比と出荷額は、ルームエアコンが19.8%増の326億円で3カ月ぶりのプラス、冷蔵庫は27%増の349億円で2カ月ぶりのプラス、洗濯機が27.8%増の296億円と3カ月ぶりのプラスとなった。

家電量販店での販売が好調だったことから、ルームエアコン、冷蔵庫、洗濯機の主要製品が2桁増となったほか、巣ごもり需要により調理家電も増加。さらに、健康清潔意識の高まりから、空気清浄機は引き続き高水準を維持。出荷台数は前年同月比224.1％の32万6,000台となり、７カ月連続のプラスとなった。