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6月の家電出荷額は2000年以降初の3,000億円超。JEMA調査

日本電機工業会(JEMA)は、民生用電気機器における2020年6月の国内出荷実績を発表した。出荷金額は、前年同月比5.8%増の3,073億円で、9カ月ぶりのプラスとなった。2000年以降、単月で3,000億円を超えるのは初めてだという。

製品別の前年同月比と出荷額は、ルームエアコンが9.5%増の1,482億円と9カ月ぶりのプラス、洗濯機は4.4%増の349億円で2カ月連続のプラスとなったものの、冷蔵庫は6.6%減の494億円で2カ月連続のマイナスとなった。

JEMAによると、緊急事態宣言解除以降の需要回復に加え、キャッシュレス・ポイント還元の駆け込み需要や、特別定額給付金の支給なども後押しし、民生用電気機器全体で出荷増がみられたという。また全国的に気温が高くなったこともあり、ルームエアコンが高水準で推移するとともに、調理家電も引き続き伸長したとする。