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'21年度の家電出荷額、高水準ながら2年ぶりの減少に

国内出荷金額動向

日本電機工業会(JEMA)は4月20日、民生用電気機器における2022年3月および2021年度の国内出荷実績を発表した。2022年3月の出荷金額は、前年同月比1.7%増の2,430億円で、10カ月ぶりのプラスとなった。

製品別の前年同月比と出荷額は、ルームエアコンが4.2%増の773億円で、10カ月ぶりのプラスとなった。洗濯機は4%増の405億円となり2カ月ぶりのプラス、3月単月として過去最高の出荷額となった。一方、冷蔵庫は1.6%減の411億円。5カ月ぶりのマイナスとなった。

2021年度全体の出荷額は、前年度比96.1%の2兆5,124億円と2年ぶりのマイナス。特別給付金や巣ごもり需要の後押しにより、過去10年間の最高出荷額2兆6,151億円となった前年には及ばなかったものの、引き続き高水準を維持している。

製品別では、健康清潔意識の高まりから空気清浄機と洗濯機が前年度に次ぐ過去2番目の出荷金額となった。