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強力加湿で低騒音のプラズマクラスター空気清浄機。本体スリム化
2020年11月17日 11:25
シャープは、「プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-NS50」を、12月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60,500円前後(税込)。
本体構造の最適化でスリムにしながら、「二層構造加湿フィルター」で加湿性能を高め、「プラズマクラスター25000」により従来機('19年のKI-LS50)と同等の空気浄化性能を備えたモデル。
リビング/ダイニングのほか、寝室やワンルームなどへの設置も想定し、空気清浄適用床面積は23畳、プラズマクラスター適用床面積は13畳。空気清浄の最大風量は5.1m3/分。
「二層構造加湿フィルター」は、湿らせた風を2回通すことで、より多くの水を気化して放出するもの。潤いのある風を室内に効率よく送り出し、従来比で加湿性能を50ml/時アップしながら、運転音を9dB低減。加湿「強」運転時は600ml/時でたっぷり加湿できるという。水タンク容量は約2.7L。
本体サイズは384×230×619mm(幅×奥行き×高さ)で、奥行きを従来比32mm削減。寝室やワンルームでも使いやすいようにスリム化しており、壁際にも設置しやすいという。重量は約7.9kg。
加湿空気清浄の消費電力は4.4~24Wで、モニターランプ「切」時は4W~。運転音は19~43dB。空気清浄の消費電力は3.8~52Wで、モニターランプ「切」時は3.4W~。運転音は17~51dB。本体カラーはホワイト系とグレー系の2色。
プラズマクラスター製品は累計1億台へ。リビング以外にも
プラズマクラスターは、空気清浄機に初めて搭載された2000年10月以降、エアコンや冷蔵庫など13品目まで採用が拡大し、'20年4月には世界累計販売台数9,000万台を突破。10月に誕生20周年を迎えた。'21年末までに1億台の達成を見込んでいる。
コロナ禍での同社空気清浄機の売上について、Smart Appliances & Solutions事業本部 空調PCI事業部 副事業部長 兼 販売推進部長 上山和幸氏は「上期(4~9月)の売上規模は金額ベースで前年の2倍強、台数以上に金額が伸長している。より高性能な商品を購入いただいている状況」と説明。
既報の通り、「プラズマクラスター技術が空気中に浮遊する新型コロナウイルスに対して減少効果を持つ」と9月に同社が技術発表した直後も、売上が増加したという。
菌やウイルス対策に関する意識の高まりなどを背景に、今後も世帯保有率アップと普及率60%を目指す。上記の「KI-NS50」に加え、円柱型デザインの「FU-NC01」もラインナップに加え、普及がまだ進んでいないリビング以外への設置を促進するという。