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JVC、持ち運べるUSBソーラーパネルと最大2,000W出力のポータブル電源
2020年7月17日 09:00
JVCケンウッドは、JVCブランドより太陽光を利用した充電・給電に対応するポータブルソーラーパネル「BH-SP100」と、ポータブル電源「BN-RB10」を7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ36,000円前後、136,000円前後。
北米で高い販売実績を持つJackeryと共同開発を行ない、複数の専門機関による安全性試験や独自の安全基準による検証をクリアした「JVC Powered by Jackery」モデルのポータブル電源シリーズ。
JVCによると、ポータブル電源はアウトドアレジャーの普及や防災意識の高まりに加え、テレワーク時における車中などでのPC作業など、ポータブル電源の用途は拡大しているという。
ポータブルソーラーパネル「BH-SP100」
最大23%の高変換効率ソーラーパネルを2面搭載し、最大100Wの出力が可能なポータブルソーラーパネル。
USB-Cを1口、USB-Aを1口備えており、ポータブル電源の本体充電だけではなく、スマートフォンの充電やUSB機器への給電が可能という。ポータブル電源「BN-RB10」への充電時間は約17時間。
パネル部には高耐久性フッ素樹脂「ETFA」を採用し、高い対候性、耐久性を実現したとする。
広げた時の本体サイズは、1,225×25×540mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは4.2kg。最大電力は100W。Type-Aの出力は5V/2.4Aで、Type-Cの出力は5V/3Aとなる。
最大2,000W出力のポータブル電源「BN-RB10」
BN-RB10は、高性能リチウムイオンバッテリーを搭載し、シリーズ最高出力となるAC定格1,000W、瞬間最大2,000W出力を実現したモデル。従来モデルでは使用が制限されていたIHクッキングヒーター、小型ポット、コーヒーメーカなどの電化製品にも使用できる点が特徴。
質量10.9kgのコンパクトボディながら、1,002Wh(278,400mAh)の大容量バッテリーを搭載。例えば、12WのLEDライトであれば約63時間の使用、スマートフォンの充電であれば約50回充電できるとする。
AC100V 3口に加えてUSB端子を計4口搭載(USB-CおよびUSB-A端子各2口、うちQuickCharge3.0対応USB-A端子が1口)。シガーソケット端子も搭載しており、12Vで動作する車載用製品を直接接続できるという。なおUSB Type-Cポートは、USB PD(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A)による急速充電が可能。
折りたたみ可能な滑り止め付きハンドルを採用。フラットにたためてコンパクトに保管できるとしている。
過電流保護、過電圧保護、温度保護、短絡保護などの保護機能を搭載。このほか、JVCの全国サービス網による修理受付などのアフターサービスにも対応する。
本体サイズは、333×234×244mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは10.9kg。充電時間はACアダプター使用時7.5時間、シガーアダプター使用時14.5時間。ACアダプター、電源コード、車載用シガーアダプター、ポーチが付属する。