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アイリスオーヤマ、髪を自動で60℃以下に保って傷めないマイナスイオンドライヤー

モイストプロドライヤーの使用例

アイリスオーヤマは、自動で温風の温度をコントロールして髪の傷みを防ぐという「モイストプロドライヤー HDR-MC1」を6月25日に発売する。店頭予想価格は16,800円前後。

髪を構成するタンパク質が高温で変質し、髪が傷むのを防ぐというドライヤー。超指向性赤外線センサーを搭載し、髪の表面温度が60℃以上にならないように温風温度を3段階に自動で切り替える。過度な熱による髪のダメージを防ぎ、通常と比較して髪の水分比率が約16%向上するという。

カラーは3色

表面温度はLEDの色で表示。サーモセンサーのスイッチをONにすると、表面温度が低い状態では赤、中程度で黄色、高温の時に青く点灯。センサーで60℃を感知すると、自動で温風温度を落として熱によるダメージを防ぐという。また、環境温度に合わせて温度を自動調整する機能も備える。

サーモセンサーのスイッチ
温度状態によってLEDの色が変化

髪と同様に、タンパク質を多く含む生タマゴにドライヤーをあてサーモセンサーのON/OFFで比較実験した。OFFの状態では白身が数分で白く固まったのに対し、ONの方は透明な状態を保っていた。

左がサーモセンサーのON、右がOFFの状態。白身に変化が

なお、「自動で温度を下げてしまうと、通常より乾くのに長時間かかるのでは?」と心配するかもしれないが、同社によれば、髪が濡れた状態のままでは表面温度が上がらず、サーモセンサーOFFの場合と比べても大きな時間差はないという。

手動でのモードはクール/セット/ターボの3種類を用意。また、ドライヤーからマイナスイオンを発生させ、静電気の発生を抑制することで髪の広がりを低減する機能も備える。

消費電力は1,200W(ターボ時)、風量は1.1m3/分。本体サイズは287×100×246mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約700g。電源コードの長さは約1.8m。本体カラーはマットなブラックとホワイト、落ち着いた色味のピンクの計3色を用意する。

【訂正】記事初出時、LEDの色の説明が誤っていたため、修正しました(15時40分)