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ペットボトルの氷で涼しい水冷式ウエア。冷たさ長持ち

水冷式ウエア「DIRECT COOL」シリーズ

山善は、'22年発売の水冷服「DIRECT COOL」シリーズから、プロ仕様の「DC-B02S」と一般仕様の「DC-B01S」を3月上旬から発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、19,800円前後、15,800円前後。

「DIRECT COOL」シリーズは、凍らせたペットボトルで冷やした水をウエア内に循環させて、ダイレクトに体を冷やすリュック型の水冷ウエア。'22年の発売から2カ月で累計1万5千着を売り上げた。新製品は「DC-B02S」と「DC-B01S」の2種類を合わせて6万着の販売を予定する。

プロ仕様の「水冷服 DIRECT COOL DC-B02S」
一般仕様の「水冷服 DIRECT COOL DC-B01S」

ファン付ウェアと違って膨らまず、静かに着用できるのが特徴。プロ仕様と一般仕様は、バッテリー容量と保冷シートの厚みなどが異なる。

注ぎ入れる水の量は約150ml。ペットボトルの容量は650mlまで対応し、ペットボトル1本で冷たさが最大約4時間持続する。冷却効果が弱くなっても、凍らせたペットボトルを交換するだけで効果を継続させられる。

従来品ではショルダーベルトの中心に配置していたチューブを、内側の脇の近くに変更。脇の下を冷やすことで、効率よく身体を冷やすことができる。

新商品(左)と、従来品(右)。新商品のチューブは中心より内側に配置されている

背中の内側には、従来品にはなかったクッション材を採用。チューブが若干埋まり、背中の異物感を軽減することができるという。また、身体に接している部分以外のチューブも空気に触れにくくなるため、結露を防げる。

背中の内側にクッション材を採用

運転モードは、「連続運転モード」、20秒の作動と45秒の停止を繰り返す「ミドル運転モード」、20秒の作動と1分30秒の停止を繰り返す「ロング運転モード」で切り換え可能。

プロ仕様の「DC-B02S」は5,200mAhのバッテリーを内蔵し、連続運転時間は約10.5時間〜約38時間。また保冷シートの厚みを2mmから5mmへ改良したことで、冷たさの持続時間は最大約4時間となり、表面の結露を防ぐこともできる。

プロ仕様の「DC-B02S」の保冷シートの厚みは5mm

一般仕様の「DC-B01S」は3,350mAhのバッテリーを内蔵し、約7時間〜約24時間の使用が可能。従来はプロ仕様のみに搭載していた保冷シートを新採用し、ロング運転モード時の冷却持続時間は最大3.5時間。

一般仕様の「DC-B01S」の保冷シートの厚みは2mm

ウエアサイズは、フリーS〜5L相当(胸囲80〜130cm/肩幅30cm/着丈43cm/前着丈36cm/後着丈47cm)。重量は、プロ仕様の「DC-B02S」が約133g。一般仕様の「DC-B01S」が約88g。カラーは、プロ仕様の「DC-B02S」がブラック、一般仕様の「DC-B01S」がネイビーとグレーの2色。