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オムロンが体温計の国内生産を増強。新型コロナ影響で需要拡大

電子体温計「けんおんくん MC-687シリーズ」

オムロン ヘルスケアは、新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組み等による、グローバル規模での検温需要の高まりに対応するため、体温計の生産体制を強化すると発表した。具体的には、今年10月より国内の生産拠点である松坂工場において、電子体温計の生産ラインを増強し、国内向けの商品供給を強化する。

同社の松坂工場で新たに増設するラインでは、電子体温計の主力機種「けんおんくん MC-687シリーズ」を年間最大300万本生産する計画。

同機種は、約15秒のスピード検温(予測検温)に対応した体温計。検温終了を音と光で知らせるほか、実測検温できる点などが特徴。先端の感温部をフラット形状とし、短時間で体の熱をとらえるだけでなく、脇にしっかりとフィットしてずれにくいとする。

本体サイズは20.1×136.8×12.8mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約14g。電源はCR1220(ボタン電池/1つ)。電池寿命の目安は、予測検温時で約5,000回、実測検温時で約1,700回。測定時間の目安は、予測検温時が15秒、実測検温時が10分。