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アイリスオーヤマ、新型コロナ対策として非接触で発熱者を検出するAIサーマルカメラ

非接触で発熱者を検出する「AIサーマルカメラ」2機種

アイリスオーヤマは、新型コロナウイルス感染症問題の対策として、非接触で発熱者を検出する「AIサーマルカメラ」2機種を、4月20日に発売する。最大20名を同時に体温測定できる「ドーム型AIサーマルカメラ」と、軽量で持ち運びできる「ハンディ型AIサーマルカメラ」をラインナップ。参考価格は順に、90万円、25万円(税抜)。

同社は4月14日に、AIカメラ事業に新規参入することを発表。今回発売するAIサーマルカメラは、新型コロナウイルスの感染症問題の長期化と感染者増大を未然に防ぐ水際対策として開発したもの。温度測定精度の高いサーマルカメラを用い、非接触で発熱者を検出することで、施設内感染や集団感染を未然に防ぐとする。

いずれも測定温度範囲は30〜45℃。測定誤差は±0.5℃。動作環境温度は10〜35℃。設置場所の例としては、病院やオフィス、公共交通施設やイベント会場など、人が多く集まる場所や感染リスクが高い場所を挙げている。

あらかじめ設定した以上の温度を検知した場合には、画像アラートにより即座に監視者に通知。ドーム型では音声アラートも搭載する。また、AI機能を搭載しているため、顔認証の仕組みを用いてマスク着用の有無にかかわらず人の顔を検知する。さらに、一般的なサーモグラフィカメラとは異なり、人の額に焦点を当てた温度測定ができ、手元に温かい飲み物を持っていても高精度な検出が可能だという。

あらかじめ設定した以上の温度を検知した場合には、画像アラートと音声アラート(ドーム型のみ)により即座に監視者に通知
額に焦点を当てた温度測定ができる

ドーム型AIサーマルカメラ

最大20名同時に体温測定できる「ドーム型AIサーマルカメラ」は、天井への設置だけでなく三脚を使用した設置も可能。常設だけでなく、一時的な設置にも素早く対応できるという。測定距離は3m。

ドーム型AIサーマルカメラ

ハンディ型AIサーマルカメラ

軽量で容易に持ち運びできる「ハンディ型AIサーマルカメラ」は、充電式で最大8時間の連続使用が可能。本体に挿入するSDカードにスクリーンショットデータを保存できるため、記録をいつでも確認できる。

別売の三脚を使用すれば、場所を選ばず設置・計測可能。移動式なため、検温場所の変更などにも柔軟に対応する。

ハンディ型AIサーマルカメラ