バルミューダがスピーカー発売。光が曲とシンクロする“ライブステージ”体験

BALMUDA The Speaker

バルミューダが、“今までにない音楽体験を届ける”というワイヤレススピーカー「BALMUDA The Speaker」を発表。6月中旬より発売する。価格は32,000円で、4月22日から予約を受け付ける。

デザイン性の高さと新しい発想などで注目される同社が投入するのは、生活家電ではなくオーディオ機器であるスピーカー。寺尾玄社長はかつてミュージシャンとして活動していたが、生音の良さを知る寺尾氏だからこそ、オーディオ機器はこれまで手掛けてこなかったという。

その寺尾氏を納得させたという新製品BALMUDA The Speakerは、「立体的で明瞭なサウンドと鮮やかな輝きで、ライブステージのような音楽体験をつくり出す」点が特徴。Bluetoothと3.5mmステレオミニAUX入力を備え、スマホやオーディオ機器の音を聴ける。バッテリーも内蔵し、持ち運んで使用可能。

バルミューダの寺尾玄社長と、'19年発売のGreenFan C2('19年7月撮影)

周囲が透明な円筒状の本体上面に、直径77mmのフルレンジスピーカーユニットを搭載。音が360度全方位に広がるように再生し、「ボーカルが目の前で歌っているかのような音像」で再生するという。この方式により、置き場所を選ばずに使える。

使用イメージ

もう一つの特徴は、“3ピースバンド”をイメージしたという3基のLEDユニットと、“ステージライト”。音楽に合わせて輝き、楽曲を演出する。LEDユニットのうち中央の部分はボーカルをイメージした“スター”のデザインが施されているのもポイント。

内部にLEDユニットを搭載

真空管のような形のチューブは、強度と硬度の高い有機ガラス製。密閉型構造を採用し、「しっかりと閉じ込めた空気がバネのように作用し、明瞭でキレのある音を生み出す」としている。

LEDが光る「LiveLight機能」は、3つのモードを用意。「Beat」は、曲に合わせダイナミックに明滅するもので、アップテンポな曲向け。「Ambient」は、曲に合わせほどよい抑揚をつけて明滅。バラードなど静かな曲に適しているという。「Candle」は、曲とは連動せずキャンドルのように揺れ動く輝きが特徴で、ラジオにも合うとのこと。なお、電源ON時はライトのみ消すことはできないため、光り方を3つのモードから選ぶ形となる。

アンプの最大出力は8W。エンクロージャーは密閉型。Bluetooth 5.0準拠で、対応コーデックはSBC。

内蔵バッテリーでの連続使用時間は約7時間。消費電力は最大15W、待機時0.15W。USB Type-C端子のACアダプターが付属し、充電時間は約2.5時間。本体サイズは105×188mm(直径×高さ)。重量は約1kg。