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ソフトバンク、シャオミ関連メーカー3社のIoT家電を取り扱い開始 ～第1弾はロボット掃除機
2019年10月11日 20:31
SB C&Sは、シャオミの関連メーカー3社のスマート家電の取り扱いを開始することを発表した。第1弾として、Beijing Roborock Technology社の、水拭きもできるスマートロボット掃除機「Roborock S6(ロボロック エスロク)」を、10月18日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は74,800円(税込)。全国の家電量販店のほか、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングなどで購入可能。
Beijing Roborock Technology社は、シャオミが展開するスタートアップ支援プログラム「エコシステム」の参加企業。同プログラムでは、シャオミ向けに製品を開発した後、自社ブランドとしても別製品を製造できるといった特徴がある。
現在200以上のスタートアップ企業が参加しており、シャオミのアクティビティトラッカー「mi band」や電動スクーターなども、「エコシステム」を活用した企業によって開発された。
SB C&Sが取り扱う製品は、第1弾となるロボット掃除機のほか、Qingdao Yeelink Information Technology社のスマートLED電球、Beijing Smartmi Technology社のスマート扇風機や空気清浄機など。11月以降の販売を予定している。いずれもエコシステムを活用した、シャオミ関連メーカーとなる。
日本のIoT事業は遅れている
SB C&S 常務執行役員 コンシューマ事業 兼 新規事業担当・瀧 進太郎氏は、シャオミ関連メーカーの製品を扱うことになった背景について次のように語った。
「SB C&Sではコンシューマ向けに、ソフトからハードウェア、モバイルアクセサリ、IoT機器とさまざまな製品を展開しています。その中でIoTプロダクトに関しては、世界的に見て日本は伸び悩んでいるのが事実です。スマートライフの提供や、新たな生活の提案とはいいますが、日本のIoT事業は遅れており、5年前のアメリカと同等といえます。
一方中国は急成長しており、今後日本がIoT事業で同じ土俵に立つためには、進化したレベルの製品が必要となります。そこでシャオミ関連メーカーと組むことを考え、今回日本で3社の製品を扱うことが決定しました。Roborockはロボット掃除機の累計出荷台数が500万台を越えており、その50%以上が中国以外の販売で、グローバルで展開されています」
今回取り扱いが決定した、エコシステムを活用した3メーカーには、マーケットの声を徹底的に反映しているという共通点があるという。
「デザインや機能、UI、UX、価格まで、ユーザーが何を求めているかを理解し、製品に落とし込んでいます。現在は3メーカーの製品のみですが、今後はエコシステムを活用した他メーカーの製品もSB C&Sとして日本市場で展開できたらと思います」(瀧氏)
スマートロボット掃除機「Roborock S6」
10月18日発売のスマートロボット掃除機「Roborock S6」は、吸引と同時に水拭きできる点が特徴。吸い込み掃除では取り切れない、フローリングの食べこぼしなどの汚れをキレイに取り除くという。水タンク容量は140mlで、水量調節は2段階。
吸引掃除では、最大2,000Paの吸引力を実現しており、ハウスダストから直径8mmの鉄球まで吸い取れるという。ナビゲーション機能では、高精度のLSDレーザーセンサーを搭載。独自のアルゴリズムで無駄な往復回数を減らし、短時間で隅々まで効率よく掃除できるという。
さらに掃除をしながら部屋の間取りを記憶し、スマートフォンアプリにマップとして保存。マップ上で部屋をネーミングできるほか、掃除したい場所/しない場所を自由に指定できる。スポット掃除機能も備え、本体周辺1.5m2を掃除可能。
センサーは計14種類搭載。「LSDレーザー距離測定センサー/レーザーヘッド圧力センサー/ウォールセンサー/自動充電センサー/走行距離計/衝突回避センサー/段差センサー/落下防止センサー/ファン速度センサー/ジャイロスコープ/加速度計/電子コンパス/ダストボックスインポジションセンサー/水タンクインポジションセンサー」を備える。乗り越え可能な段差は2cm。
本体サイズは、353×96.5mm(直径×高さ)で、重量は約3.6kg。ダストボックス容量は500ml。バッテリー容量は5,200mAhで、最大稼働時間は約180分。充電時間は約150分。
Yeelink、スマートLED電球「Yeelight」
Qingdao Yeelink Information社は、スマート照明ブランド「Yeelight」を展開。日本市場にはまず、スマートLED電球(調光・調色タイプ)、スマートLED電球(調光タイプ)、ライトストリップ(調光・調色タイプ)の3製品を、11月以降に販売予定とする。
さらに今後は、デスクライトやテーブルランプ、キャンドルランプなども投入を検討しているという。
Smartmi、スマート扇風機や加湿器など
Beijing Smartmi Technology社は、空調家電ブランド「Smartmi」を展開。日本市場では、スマートフォンから操作できる扇風機や加湿器などを2020年に販売予定としている。
