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凍ったサバもジューシーに焼ける「冷凍のまま」メニューに感動! 日立のIHクッキングヒーターがさらに進化
2019年9月19日 16:02
日立グローバルライフソリューションズは、10月1日に発売する無線LAN搭載の3口IHクッキングヒーター「火加減マイスター HT-M350T」のメディア向けセミナーを開催。冷凍の魚がそのまま焼ける新機能の紹介や、スマホ操作で火加減や時間を自動調整して作るカルボナーラの実演・試食などが行なわれた。
製品は、鉄・ステンレス対応と、3口IHダブルオールメタル対応の2モデルをラインナップ。価格は380,000円~469,000円(税抜)。
いずれもグリル部で使える、独自の専用皿「ラク旨グリル&オーブン(波皿&平皿)」と、専用フタが付属する点が特徴。ローストビーフや肉じゃがなど手間が掛かる調理も、手軽にできるという。
凍ったサバを「冷凍のまま」メニューで焼き上げ。皮パリパリで中はジューシー
新モデルでは、料理に合わせて火加減をおまかせできる、グリル&オーブン部のオートメニューを拡充。冷凍の魚をそのまま焼ける「冷凍のまま」メニューと、無水で煮物が作れる「水なし調理」を追加した。
「冷凍のまま」メニューは、解凍から焼き上げまで火加減おまかせで魚が焼ける点が特徴。まず低い火力で約5分加熱し解凍、その後火力を上げて約16分掛けて魚を焼き上げる。計21分の調理時間で、レンジで解凍するときや、自然解凍するときと比べて時短できるとしている。
実際に、凍った状態のサバを「冷凍のまま」メニューで調理。専用皿「ラク旨グリル」にサバを入れてメニューを選択するだけの簡単操作で、後は焼き上がりを待つ。しばらくすると魚が焼ける良い香りがしてきた。調理が終了し、グリル部を開けるとキレイな焼き目がついたサバが並んでいた。
試食してみると、皮はパリパリで中はジューシーな食感。程よく脂がのっており、とても美味しい。生焼けや焼きすぎということもなく、焼き加減が難しい冷凍の魚をここまで美味しく仕上げられるとは驚きだった。
サバをのせていたグリル皿は洗いやすく、焼き網を洗うよりも簡単。普段、網を洗うのが面倒で焼き魚は避けがちだが、このおまかせ調理とグリル皿があれば、もっと手軽に焼き魚を楽しめそうだ。
次に食べたのは「ラク旨オーブン」を使った、無水調理の肉じゃが。食材が持つ水分と調味料のみで自動調理できるメニューで、加熱約35分、なじませ(保温)約10分でできるという。
試食したところ、じゃがいもはしっかり味が染みながらも、煮崩れしていない。肉やにんじんなども旨味がしっかり感じられ、とても美味しかった。
スマホ連携で火加減調整、ダマになりやすいカルボナーラを調理
またHT-M350Tは、無線LAN経由によりスマートフォンと連携できる点も特徴。専用アプリ「日立IHクッキングヒーターアプリ」でレシピ検索ができ、選択したレシピの火加減や時間などの設定は、アプリから本体に転送可能。後はスタートボタンを押すだけの簡単操作だ。
さらにスマホ連携機能として、調理のタイミングを本体が音声で知らせる「適温サポート」30レシピを用意。アプリからレシピを選択した後は、本体の音声ガイドとアプリの手順画面に従えば、自分で火加減を調整することなく調理できる。
30レシピは、カルボナーラやナポリタン、チキンの赤ワイン煮、ラタトゥイユ、水ようかん、りんごのコンポートなどを用意。
今回は、火加減調整が難しいカルボナーラの調理が行なわれた。にんにくやベーコンを焦がさないように炒めた後、ソースと卵黄をスパゲッティに絡める。この卵黄を絡める工程で、火力が強すぎると炒り卵のようになってしまう。
しかし火加減マイスターでは、センサーで温度管理するため、ソースが投入されて温度が下がったときは適温にし、長時間食材を炒めているときは温度の過昇を防いでくれる。
音声ガイドとアプリの手順に沿って作られたカルボナーラは、クリームは濃厚ながらもダマはなく、味だけでなく食感も良かった。
手入れのしやすさも特徴とした、シンプルで美しい新デザイン
また新モデルではデザインにもこだわったという。上面にガラスを用いた「フラットトッププレート[プレミアム]」を採用し、奥まですっきり美しいデザインを実現している。フラットなため、汚れをサッと拭けて手入れも簡単にできる。カラーはプレミアムブラックで、ダーク系のキッチンデザインにも調和する。
表示部は、火力の強さを4色でわかりやすく表示する「4色カラー液晶」に、表示したい文字などのみを透過させる「NB(ノーマリーブラック)モード液晶」を採用。オフ時に光を通さず黒色状態となり、オフ時の表示がスッキリとするため、キッチンと美しく調和するという。
日立グローバルライフソリューションズ 家電事業統括本部 国内家電事業本部 国内商品企画部 北嶋 正氏は、新モデルのデザインについて次のように述べた。
「現在日立では調理家電のデザイン改革をしており、6~7月に発売したオーブンレンジや炊飯器でも、ブラックを基調としたモデルを展開してきました。今回のIHクッキングヒーターも、シンプルで美しいデザインを取り入れています。キッチンカウンターにガラス1枚がのっているようなデザインにし、シンプルでフラットなため手入れがしやすい点も特徴です」