ニュース

LIXIL、Fサイズで310Wの出力を実現したソーラーパネル「Jシリーズ」

 LIXILは、ハーフセルの採用やバスバーの細線化などにより、高効率・高出力を実現したソーラーパネル「Jシリーズ」を、12月3日に受注開始する。太陽光モジュールFサイズ21枚(出力6.51kWの3段7列)とパワーコンディショナの構成で、価格は3,178,500円~(税抜)。

ソーラーパネル「Jシリーズ」

 ハーフセルの採用やバスバーの細線化などにより、高効率・高出力を実現したソーラーパネル。ハーフセルでは、セルをフルサイズの半分にすることで電流値を低減し、発電ロスを抑える技術。6インチのフルサイズセルと比較して、約7%出力量が向上したという。

 またセルに接続されるバスバーを細線化したことで、セル-バスバー間の残留応力が減少。これにより、セル内のマイクロクラック発生リスクが抑制されるとともに、セルとバスバーの界面が剥離するリスクも減少するため、結果的にホットスポットの発生リスクも抑制されるという。

 製品のサイズは、標準サイズとなるFサイズと、その約80%のSサイズをラインナップ。2つを組み合わせて配置することで、同じ敷設面積でも発電量を最大化できるとしている。また、風圧荷重3,800Pa。積雪荷重5,400Paの耐荷重性能を持ち、垂直積雪量150cmまで対応するという。

 屋根一体型太陽光発電システム「ソーラールーフ Jシリーズ」のほか、アルミ架台を用いた傾斜屋根用の住宅用太陽光発電システム「ソーラーラック Jシリーズ」、金属折板屋根に取り付けられる軽量架台を用いた太陽光発電システム「ソーラーベース Jシリーズ」に対応しており、戸建住宅のみならず、オフィスや工場、店舗などへも設置できるとしている。

屋根一体型太陽光発電システム「ソーラールーフ Jシリーズ」
住宅用太陽光発電システム「ソーラーラック Jシリーズ」
太陽光発電システム「ソーラーベース Jシリーズ」