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デロンギ、コンベクションオーブンでパン生地のこね/発酵/焼き上げもできる「パングルメ」
2018年10月1日 17:49
デロンギ・ジャパンは、パンの生地こねから焼き上げまで自動でできるコンベクションオーブン「デロンギ パングルメ ベーカリー & コンベクションオーブン EOB2071J-5W」を、10月12日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は59,880円。
庫内容量20Lのコンベクションオーブン。上下のヒーターでやわらかい熱を対流させて、食材を包み込むように火を通すコンベクション機能が特徴。熱風で加熱調理するため庫内に熱が均一にいきわたり、外はパリッと中はジューシーに焼き上がるという。
新モデルでは、パンの生地こね/発酵/焼き上げを全自動で行なう、ベーカリー機能を新たに搭載。羽根のついたパンボウルが付属し、庫内にセットして運転をスタートすると羽根が回転する機構を備える。材料を入れて軽く混ぜるだけで生地こねが自動で行なわれ、そのまま発酵から焼き上げまでしてくれる。
パンのオートメニューは18種類を用意。バケットやフォカッチャ、オリーブパン、全粒粉パンなどヨーロッパで愛されるさまざまな丸型パンが作れる。このほか、ジャムやライスプディングなどのプログラムも搭載。
焼き上がりは、「ライト/ミディアム/ハード」の3段階に設定できる。焼き上げ時はコンベクション機能を使うため、ヨーロッパのパン特有の表面はバリっとした仕上がりで、中は密度のあるモチモチとした食感を楽しめるという。
パンボウルのサイズは小さめの500gを採用。日本市場に合わせて、手軽に食べやすい大きさが良いというニーズに応えた。少ない材料でもキレイな丸形に仕上がるという。調理時間は最速で55分(クイックブレッド)、全粒粉パン(焼き上がり:ライト)は約1時間25分で、忙しい日にも大活躍するという。
生地こねと発酵までを行なうセミオート機能も搭載。成形を自由にでき、好きな形や大きさにして、より自分好みのパンを作れる。
まさにイタリアのマンマが作る家庭のパン、イタリアパン専門店のシェフが登場
総務省の調査によると、日本国内の2人以上の世帯において米とパンを購入する際の年間支出金額は、2011年以降パンが米を上回ったことがわかったという。パングルメについてデロンギの担当者は、「日本では炊飯器の進化が進んでいて、釜にこだわった製品も増えています。しかし現在、国内ではパンを食べる人が増えているのも事実です。今回発売するパングルメでは、炊飯器でお米を炊くように、日常的に家庭でパンを焼いてもらえたらと思います」とコメントした。
また会場には、イタリアパン専門店「Pane&Olio(パーネ エ オリオ)」小林 照明シェフが登場。パングルメを使った感想として、「まさにイタリアのマンマが家庭で作るようなパンだと思いました。表面はバリっと香ばしく、中はしっかり密度があります。短時間で生地こねから焼き上げまででき、家庭で手軽に作れるのが魅力ですね。オートプログラムの種類も豊富なので、ぜひさまざまなパン作りをしてもらいたいです」と語った。
小林シェフがパングルメで作ったオリーブパンも振る舞われた。生地にオリーブ、オリーブオイル、オリーブペーストが練り込まれたもので、塩気が程よくて美味しい。パン自体の食感はもっちりとしているが、中に練り込まれたオリーブはシャキっとしており、食感の違いも楽しめる。
作るのが難しそうなオリーブパンだが、パングルメでは材料を入れて軽く混ぜるだけ。後はお任せにできるため、パン作りがより身近なものになりそうだ。
2段調理にも対応、オーブン機能でローストチキンやローストビーフも
ベーカリー機能のほか、オーブン/グリル/スローベークなどの運転モードも引き続き搭載。ローストチキンやケーキなどの本格的なオーブン調理が行なえる。庫内容量は20Lの大容量で、ローストビーフなど大きな食材を使うメニューにも対応する。
庫内のワイヤーラックの位置は4段から選べ、2段調理も可能。下段ではグリルチキン、上段では焼き野菜を作るなど、一度にたくさんの調理ができる。
温度調節は保温(80℃)・100~220℃。タイマーは最長120分。付属品はワイヤーラック2枚、トレイ(深さ2cm/4cm)が各1枚、オイルプレート、パンボウル、パドル、丸型ピザストーン、グリップ、計量カップ、計量スプーン、レシピブック。
本体サイズは、515×405×300mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12kg。庫内サイズは、320×315×200mm(同)。消費電力は1,400W。コード長は約2m。カラーはホワイト×グレー。