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タイガー、飲み込みやすさと美味しさを両立した高齢者施設向け炊飯器「さらっとご飯クッカー」

 タイガー魔法瓶は、飲み込みやすいごはんを炊飯できる「さらっとご飯クッカー JPS-A180」を、高齢者施設向けに8月21日より販売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は40,000円前後(税抜)。

1升炊き「さらっとご飯クッカー JPS-A180」

 1升炊きの高齢者向け炊飯器。飲み込みやすさと美味しさを両立させた「さらっとご飯」が炊ける点が特徴。老化によって起こるごはんの飲み込みにくさに着目したもので、兵庫県立大学環境人間学部・坂本 薫教授と共同で、高齢者が食べやすいごはんを研究し、約8年にわたる試行錯誤を重ねて開発したという。

 本体には、ごはんの飲み込みにくさの原因となる粘り(おねば)を取り除く「おねば回収プレート」を採用。炊飯時に水量を通常の約1.25倍多くして炊飯し、おねばをたくさん出した後に高火力で一気に炊き上げ、甘さと米本来のうまみをしっかりと引き出す。

 適切な量のおねばを回収することで、ごはんの粘りをコントロールでき、炊飯時に水量を増やしただけの軟飯やおかゆとは異なり、サラッとして飲み込みやすい食感を維持しつつ粒立ちを感じられる美味しいごはんになるという。

おねば回収プレート
粒立ちを感じられながらも、サラッとした飲み込みやすいごはんが炊けるという
おねば回収イメージ

 このほか、「麦がゆメニュー」や「やわらか炊き込みごはん」などのモードも搭載しており、メニューバリエーションを広げられるという。

 本体サイズは、295×355×247mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.6kg。最大消費電力は1,350W。カラーはホワイト。

 同社は2017年11月に健康分野でのソリューションを強化することを発表し、その際に「さらっとご飯クッカー」の開発についても言及。今回、高齢者施設向けの製品として2018年8月に発売することが決定した。購入に関する問い合わせは、製品ページの資料請求フォームから受付けている。なお、一般消費者向けの販売は当面予定していないという。

麦がゆメニューや、やわらか炊き込みごはんモードを搭載し、メニューバリエーションを広げられる