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タイガー、ライザップと提携した糖質オフ炊飯器「とらひめ」

 タイガー魔法瓶は、低糖質ごはんが炊ける「IH炊飯ジャー(炊きたて) とらひめ JPE-A10Z」を、3月23日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は48,000円前後(税抜)。公式ショッピングサイトおよび、パーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」の全店舗で購入可能。

IH炊飯ジャー(炊きたて) とらひめ JPE-A10Z

 専用の食材を使い、低糖質ごはんが炊ける5.5合炊きのIH炊飯ジャー。タピオカやこんにゃくなどを原料にした独自開発の米粒状加工食品「とらひめ」を使うことで、白米の代わりに主食として食べられる。

 第三者機関の調査によると、白米(茶碗1杯130gあたり)と比較して、とらひめは糖質約47%オフ、カロリー約50%オフ、食物繊維は約8倍も多いという。原料に米は使われていないが、白米に似た食感を実現し、毎日無理なく低糖質生活が続けられるとしている。

とらひめごはん。原料はタピオカやこんにゃくなど
糖質約47%オフ、カロリー約50%オフ、食物繊維は約8倍も多いという

 炊き方は簡単で、内鍋にとらひめと水を入れて、馴染むように混ぜたら「とらひめ」専用メニューを選択して炊飯。研ぐ必要がなく、水を用意するだけで手軽に炊けるという。なお、炊き上がった後に付属の仕上げ粉を混ぜ込むと、より白米に近い食感が楽しめるとしている。保温はせず、早めに食べるか、冷蔵/冷凍保存を推奨する。

 とらひめ1袋で炊ける量は、お茶碗2~2.5杯分。一度に炊ける量は2袋まで。炊飯時間は、1袋で約75分、2袋で約85分。専用の計量カップ(300ml)が付属する。

 別売りの「とらひめ」は10袋入りでの販売となり、価格はオープンプライス。店頭予想価格は3,800円前後(税抜)。

とらひめ1袋でお茶碗2~2.5杯分が炊ける
炊き方。研ぐ必要はなく、水を用意するだけ

パーソナルトレーニングジム「RIZAP」とも提携

 タイガー魔法瓶 常務取締役 和田 隆弘氏は、製品について次のように語った。

 「タイガー魔法瓶では、健康ソリューションを会社の大きな柱として推進しています。これまでに、グルテンフリー対応のホームベーカリーや、高齢者向けに飲み込みやすいごはんを炊く炊飯器などを発表してきました。今回は、健康に食べることをテーマに、糖尿病やダイエットなどをしている人に向けて、低糖質の食事を続けられる炊飯器を開発しました。美味しく食べられることにこだわり、白米と同じ食感を実現するために火加減にも注力しています。ごはんを食べたいけど制限している人に、美味しく食べてもらいたいと思います」

 あわせて同社は、パーソナルトレーニングジムを運営する「RIZAP(ライザップ)」と提携することを発表。とらひめを、ライザップ全店舗で販売するほか、とらひめを使った「RIZAP 低糖質米プログラム(仮称)」を予定する。プログラムでは、RIZAP管理栄養士による、とらひめを使った食事のプランニングサービスや、とらひめの定期配送サービスなどを用意し、2018年度中の開始を予定している。

タイガー魔法瓶 常務取締役 和田 隆弘氏
RIZAPと提携することを発表

とらひめごはんを実食。味やニオイは……?

 実際に、とらひめで炊いたごはんを食べてみた。炊きたてのものと、おにぎりにして少し冷えたものが用意され、見た目は白米とあまり変わらない。粒は大きめで、ツヤっとした見た目からは粘り気が感じられる。

 試食したところ、確かに食感は白米に近い。こんにゃくのプチプチした食感がわかりやすいが、ニオイなどはなく食べやすい。白米と同じとはいえないが、カレーやふりかけと一緒に食べてしまえば気にならなかった。なお、炊きたての方がやわらかく、おにぎりにして冷えたものは少し固くなっていた。

 以前、低糖質食材をウリにしたこんにゃく麺のパスタを食べたことがあるが、臭みや食感が気になり完食するのにかなり時間が掛かったことがある。しかし、とらひめは、味やニオイを気にせず無理なく完食できた。満腹になるまで食べたが、低糖質のためか食後に眠くならないのもありがたい。いきなり毎日とらひめを食べろと言われたら躊躇うが、ダイエットのために覚悟すれば、毎日続けられそうだ。

カレーを掛けた炊きたてのとらひめ、おにぎりにした冷えたとらひめを食べてみた
炒飯や卵かけご飯など、アレンジレシピも提案

 とらひめを使ったアレンジレシピも提案されており、炒飯や卵かけご飯、巻き寿司、タコライスなどを用意。低糖質生活で我慢していたご飯が主役のメニューも、とらひめに置き換えて楽しめるという。

1合の白米を15分で炊飯。時短調理メニューも搭載

 また、JPE-A10Zはとらひめ専用メニューだけでなく、通常の炊飯器としても使用可能。白米コースのほか、麦めしや玄米、雑穀米コースも備える。早炊きコースでは、1合の白米を約15分で炊飯でき、忙しい食事の準備の際にも活用できるという。

 15分の時短調理メニューも搭載。かれいの煮付けや鶏肉のトマト煮、麻婆豆腐など和・洋・中メニューを揃え、時間がない夕食時などに使えるとしている。様々なレシピが楽しめ、献立のレパートリーを広げられる。

通常の炊飯メニューも用意
熱効率の良い内釜「W銅入5層遠赤特厚釜&熱封土鍋コーティング」を採用
内釜の水位線。とらひめ専用メニュー用の水位は備えていないため、付属の計量カップで計る必要がある

 このほか、熱効率の良い内釜「W銅入5層遠赤特厚釜&熱封土鍋コーティング」や、文字が見やすい「クリア液晶」を採用。

 本体サイズは、272×329×211mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.5kg。最大消費電力は1,200W。カラーはブラック。