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パナソニック、電気代不要で押印もできる宅配ボックス

 パナソニック エコソリューションズ社は、宅配荷物の受け取りが可能な、宅配ボックス「COMBO(コンボ)」シリーズのラインナップを4月3日から拡充する。

 今回発売されるのは、複数世帯で使えるアパート向けの「COMBO-Maison(メゾン)」、戸建住宅用としてはポストと宅配ボックスを一体化させた「COMBO-int(イント)」と「COMBO-F(エフ)」。価格は順に、69,500円〜111,500円、175,000円、109,800円/120,500円(いずれも税抜、工事費別)。

COMBO-Maison(メゾン)
COMBO-int(イント)
COMBO-F(エフ)

 電気を使わずに施錠と押印が可能な宅配ボックス。アパート用の「COMBO-Maison」は、暗証番号式のため鍵の交換が不要で、後付け設置にも対応。戸建住宅用の「COMBO-int」は住宅壁埋め込み専用で、家の中から郵便物も宅配物も取り出せる。「COMBO-F」は、ポストと一体化させて設置するモデル。

COMBO-intの使用イメージ
COMBO-Fの使用イメージ

 同社によれば、宅配ボックスの市場は、ネット通販や共働きの増加などにより需要が拡大している。同社の販売台数も2016年度は前年度比約2倍近くになる見込みだという。さらに今後は、宅配ボックスの必要性が顕在化し、需要拡大が期待できるとする。

 同社は、宅配ボックスを活用した再配達削減の実証実験を福井県あわら市と共同で実施している。実験の中間報告として、市内のモニター設置世帯における再配達率が、設置前の約49%から設置後は約8%にまで減少したと発表している。